月の暦~倭の春夏秋冬~ -4ページ目

月歴新年

睦月朔日

月歴では今日からが新しい年の始まりです

睦月とは、親族が集まり睦びあう月という説が有力らしいのですが、稲の実を初めて水に浸す月「実月」が転じたものだとする説もあるそうです。

長崎では春節祭が始まりました

中華街を中心に、街中がランタンの明かりに彩られ、様々な催しが各会場で執り行われます

ランタンフェスタの期間は春節から元宵節までの十五日間

今月は十五夜が望ですから、丁度、新月から満月までの間になりますね

この期間、長崎に来る予定のある方は、ランタンフェスタを楽しんでみては如何でしょうか?

冬眠

七十二候の第62候は
熊蟄穴【くま、あなに ちっす】
です

熊が冬ごもりに入る頃です

よく熊も冬眠するものだと思われがちですが
冬眠とは、爬虫類や両生類などの自分の体内で熱を作り出せず外気温によって体温が変化する、いわゆる変温動物が、冬の気温低下によって著しく体機能を低下させ、眠ったような状態になる事ですので
熊の場合は冬眠と云わず冬籠もりと呼ぶのが正しいのだそうです

冬眠に入った動物はつまるところ、寒さで動けなくなっている訳で、叩こうが喚こうが気温が上がるまでは起きる事はありません

熊はというと、餌も少ない冬にウロウロ歩きまわって体力を減らすより、食いだめして春が来るまでジッとしていようと穴にこもっているわけで、叩けば起きるし、腹が減ったら餌を探しに歩き回る訳です

近年、伐採や植林により森の生態系が変わり、熊の餌となるようなものが少なくなってきています
里山などの緩衝地域も減少傾向にあり、餌を求める熊が人里に降りてきて、人が被害に遭うケースも増えています

熊は臆病な動物ですから、人に遭うと怯え、外敵と判断したら防衛の為の先制攻撃にでるようです
熊に襲われない為には、大きな声や音を出し、存在を気付かせる事が大切です

熊の方も余計なトラブルは避けたい為、近寄らないようにするそうですよ

霜月

仲冬 月歴十一月

霜月です

霜月とは霜の降る月ということで「霜降り月」
の略とする説が有力とされます