戦国時代、なぜあれほどまでに戦国の武将たちは戦いに明け暮れたのだろう。1467年、応仁の乱から始まった戦国の世は、裏切り裏切られ血で血を洗う時代。下克上の名の下に次々と誕生した戦国大名たちは、全国で150余りにもなる。彼らは領地を広げるため戦ったのは言うまでもない。あの武田信玄曰く「家臣たちに知行を加増し、立身させるため」。つまり、家臣を思えばこそと言うわけである。しかし、当然これだけの理由ではない。天下平定という大儀。戦という緊張状態を利用した下克上の阻止。さらに、好戦的家臣たちの不満の封印などいくつも理由があったのである。またその一方で、家臣たちにも戦に参加する理由があった。それは家名をあげるためである。戦では軍目付といって戦いぶりを見ている者がいた。その軍目付の目に留まるように、家紋を入れた旗をたて、大声で名乗りを上げ必死に戦ったのである。恩賞に与ることはもちろん後々の家のことを考え従軍していたのだ。
 戦には、戦に向かう正の力と避けようとする負の力が存在する。正の力が勝れば自ずと戦になる。ならばその正の力を理解しそれを負の力に置き換えることができれば無用な戦いはせずに済む。さて、あなたが戦国大名ならどうやって戦を回避するだろう。