富士山弾丸登山成功のツボ ~その1~
世界文化遺産登録が決定してから登山客急増の富士山。今が富士登山旬の時期。
世界文化遺産登録決定後は、登山客の増加とともに宿泊の問題、ゴミの問題、そして車・駐車場の問題がますます深刻になるのではないだろうか。
富士スバルラインではこの時期マイカー規制が行われ、5合目までの通行が制限されてしまうので注意が必要である。しかし、ふもとから有料シャトルバスを利用するにしても、ふもとの駐車場は一杯で駐車できないような状況にもなりつつあるようだ。
富士登山は、目的によってさまざまな登り方があり、日中に限らず夜の登山客も多い。日本一高い所から御来光を拝むというのも感動ものである。また、山小屋を利用しての登山もまた楽しい。
私自身は、富士スバルライン5合目から十回ほど登ったことがある。その際は、山小屋を利用せずにいつも弾丸登山で日帰りである。日帰りといっても正確には前日に5合目付近で車中泊をしているので一泊二日といった方が正しいのだろうか。娘たちは登山には一向に興味がないようなので、息子たちをそそのかして連れ出し何度か登った。二男は、6歳・8歳・10歳のときに弾丸登山につき合されているが、文句も言わず踏破した。ツボを押さえれば安全で思い出に残る登山が楽しめるはずである。
過去の経験から、そのツボを紹介します。ぜひ参考にしてください。
■高山病対策
①登山開始前に気圧に十分体を慣らす
高山病になりやすい原因の一つは、体が気圧に十分順応していないのに登山を強行すること。
富士山は5合目でも標高2,305メートル以上。気圧もかなり低い。
早く出発したい気持ちはわかるが、そこをじっと我慢してトイレや水分補給などしながら30分以上休憩してからの方が無難。「急がば廻れ」が成功のポイ
ントでもある。
②ペースを守って歩く
歩き始めは快調で、ついつい歩調もピッチが上がりがち。しかし、登るにつれて空気は薄くなり、最初の早すぎたペースがボディーブロウのようにじわじ
わと効いてくる。やはり、最初からゆっくり過ぎるくらいの感じでペースを守って歩くのが成功のポイントの一つである。牛歩戦術が一番。
③休憩をこまめにとる
ペース配分とともに大切なのが休憩のタイミング。次の目標(休憩地点)を決め、無理をせずに登山をする。休憩時は、「座ると余計疲れるので立ったま まで」とも言われるが、こだわらずに楽な姿勢で休み、気力を十分回復させることが大切。
④携帯酸素を携行する
スポーツ店やホームセンターなどでボンベ入りの携帯酸素を買うことができる。下山時は必要ないので登山時の分(1本~1.5本くらい)を携行し、休憩時に酸素を吸って気力・体力の回復を図ることをお勧めします。
⑤頭痛や息苦しさ、唇が紫色になったらすぐに下山する
いずれも高山病の兆候と思われるので登山の継続をあきらめ、すぐに下山する。
我慢して登山を続けても事態はさらに深刻なものとなり、最悪の場合は山岳救助隊のお世話になりかねない。あきらめる勇気も必要である。
・・・・・ ~その2~へ続く ・・・・・

