9月14日名古屋IGアリーナ興行試合予想 

 

【WBO世界バンタム級タイトルマッチ】 

武居由樹(大橋)VSクリスチャン・メディナ・ヒメネス(メキシコ) 

 

武居3度目の防衛戦は、WBO1位クリスチャン・メディナ・ヒメネス。 

 

前戦怪我明けで不安が有った武居だが、トンディを瞬殺。 

怪我も癒えた模様で指名試合をこなすこととなった。 

 

来年那須川天心との試合やリヤドリング登場?の武居には落とせない試合が続く。 

 

相手のメディナ(今回マスコミはメディナに呼び名を統一)は2年前の8月に西田凌佑との「IBF世界バンタム級王座挑戦者決定戦」を行なったが、西田のスピードに大差判定負け。 

 

キャリアで計4敗を喫しているが、一定の地力は有る選手。 

 

正直地味で抜きんでた武器は無いが、メキシカンらしく基本技術が有り、一定の耐久性はある。 

 

ただ西田のスピードに付いていけなかった様に武居が異次元とも思えるロングレンジに位置し、例の硬いパンチを飛び込みざまに放つスタイルには 、どう考えても相性が悪い。 

 

武居からすると地味で生真面目なメディナは得意なスタイル。 

 

メディナは武居の様なスタイルは苦手。 

 

メディナはファイター化し、肉薄するしかないが、武居は想定済。 

 

焦りからふと気が抜けた時に武居の意表の付くパンチを食らうと思われる。 

 

中盤KOで武居が覚醒の速度を速める試合となりそうだ。 

 

武居:11勝(9KO) 

メディナ:24勝(17KO)4敗 

井上尚弥大一番を控えネガティブな話題は封印したいのだが、これも現実。 

 

IBF世界フライ級王者矢吹正道(緑) 

 

今年3月アンヘル・アヤラから見事な内容でフライ級王座を強奪、二階級を制した名王者。

 

パワーだけではなく見事な技巧と試合運びを誇る魅力的な選手。 

初防衛戦相手は1位フェリックス・アルバラード(ニカラグア) 

 

36歳だがスラッガースタイルから繰り出すパンチは鋭く危険な挑戦者。 

 

好カードであることに間違いない対決は「入札」に持ち込まれたが、アルバラード側のMPプロモーション1社のみの入札となり、結果3万ドル(442万円)で落札。 

 

規定(65-35)により王者矢吹は19500ドル(287万円)、挑戦者は10500ドル(155万円)報酬。 

 

これは実に寂しい金額。 

 

やはりLUSHBOMU(3150FIGHT)とは別れてしまったという事か・・・。 

 

矢吹の取り分は33%のマネジメント料をひかれたとして193万円余り。 

 

この金額でリスキーな海外での防衛戦へ挑む事になるとは、言葉もない。 

 

200万円以下で戦わされる世界王者。 

 

今回来日したタパレスのパートナー報酬(総額)の方が高いだろう。 

 

当然試合報酬だけではな激励賞やトランクス、ガウンへの企業名報酬もあるが、それにしても・・・である。 

 

名古屋企業から金も集まるだろうし、なぜ緑ジム(緑プロモーション)は入札に参加しなかったのだろう。 

 

1000万円程度の入札など訳ないのに意味が解らない。 

 

もうCBCとは関係も切れているのだろうか? 

 

矢吹のモチベにも影響するし、選手ファーストではないジムから去る事も考えるべきだと思う。 

 

この落札された興行を買い戻すことは出来ないのだろうか? 

 

10億円超え報酬の井上尚弥が名古屋で防衛戦を行うが、その陰でこのような不遇な世界王者が日本に出てしまうとは、本当に考えさせられる。 

 

このような事例を見るとやはり世界戦総代理店(某大手ジム)の存在は必要だと強く思う。 

9月14日名古屋IGアリーナ興行 

 

試合予想 

 

【WBA世界ミニマム級王座決定戦】 

 

高田勇仁(ライオンズ)VS松本流星(帝拳) 

 

現在WBA同級ではスーパーチャンピオンへオスカル・コヤゾ(プエルトリコ)が昇格した為、正規王者決定戦が用意された。 

 

是非は有るが与えられたチャンスに応えることは必然。 

 

1位高田と2位松本。 

 

両者のキャリアは対照的。 

 

叩き上げの高田に対し、トップアマから名門帝拳入り、プロ5戦目で日本王座獲得したエリートボクサー松本。 

 

スタイルも野性味あふれるというか泥臭い高田とサウスポースタイルからキレのあるパンチを繰り出す松本。 

 

予想は大方の見立て通り松本有利。 

 

但し自分は高田応援の立場で試合を観る。 

 

幼少の頃、母方の国(比国)で生まれ育ち、9歳の時に来日。 

昭和の古豪ライオン古山のジムの門をたたき、以来タフなキャリアを経てジム開設以来初の世界戦リングへ上る事となった。 

 

ライオン古山を敬愛している自分はもう応援するしかない選手。 

 

下馬評有利の松本はサウスポーからキレのあるパンチを放つ。 

 

攻撃パターンは至ってシンプル。 

 

コンビ種類は決して多くないが、ジムの先輩山中慎介のようにシンプルが故の強さがある。 防御技術もスリッピングアウェーなど山中を踏襲。

 

このクラスではサイズにも優れ、接近戦でもロングでも戦える。 

 

この辺は志半ばで引退を余儀なくされた重岡銀次朗に比べてのストロングポイント(コンビ種類レベルは重岡が上) 

 

松本が色気を出さずにさばくスタイルに徹すれば大差が付くだろう。 

 

高田は持前の野性味あふれる動きで攻め入り、クロスレンジで左レバー、右アッパーなど角度付きパンチで乱戦へ持ち込みたい。 

 

スタミナと耐久性に不安は有るが、世界戦のモチベが弱点を超越する展開になれば面白い。 

 

予想は後半松本がストップ勝ちするとみるが、高田応援の目線で観る。 

 

高田は前半に全てをかけ倍のスタミナを使うつもりで飲み込み、ペース奪いたい。 

 

松本に考える時間を与えなければ、「番狂わせ」も可能だ。 

 

高田勇仁:16勝(6KO)8敗3分け 27歳 

 

松本流星:6勝(4KO) 27歳