帝拳陣営&那須川天心にとり痛し痒しの指令がWBCより出た。

 

先日井上拓真とのWBC世界バンタム級王座決定戦に敗れた

那須川天心。

 

まず拓真戦で可視化された課題解決を復帰ロードで構築していきたいところだが、WBCは何と1位ファン・フランシコ・エストラーダ(メキシコ)と依然2位の那須川天心に「WBC王座挑戦者決定戦」の指令を出した。

 

決定戦で王座に就いた拓真の次戦は指名試合となり、普通にエストラーダが指名されると思っていたが、意外な裁定だ。

 

今回の指令はWBCの強欲さが見え隠れする。

 

高騰していた天心試合報酬(=承認料UP)。推定だが拓真VS天心で1000万円以上の承認料を得たと思われるWBC。

 

拓真戦だけでは飽き足らず・・・の構図だろう。

 

普通に拓真VSエストラーダを実現させればよいだけの話。

 

それとも来年5月東京ドーム拓真初防衛戦は選択となり、WBA挑戦権を獲得した?井岡を強奪?

 

WBCは先日のクロフォード王座はく奪にもみえるように蓄財には熱心な団体。

 

これは訴訟問題で破産した過去もあることもあり悪いことではないが、先日のフルトンウェイトオーバーの措置は開いた口が塞がらない。履き違えた選手ファーストを隠れ蓑にそこまでして承認料を欲しがるか…。

 

冒頭の天心VSエストラーダ。

 

さすがに再起戦で挑戦者決定戦は性急すぎる。

 

ましてや相手はエストラーダ。このステージで戦うのは勿体ない。

 

ここは地道に再起ロードで力を付け、来るべき再チャレンジの日を迎えたい。

 

ただしこの指令が公にされた為、回避すれば「逃げた」との烙印を押される。

 

実に悩ましい。

天心本人は対戦に前向きな気持ちがあると推察されるが、果たして?

 

個人的には(公になった以上)天心ブランド守るためにもここはエストラーダ戦へ舵を切ってほしい。

 

エストラーダは強くこのクラスの裏番。

 

拓真以上にプレスが強く厳しい戦いが予想されるが、これを乗り越えねば先はなく、良い経験になることは間違いない。

 

ここは行くしかない!

7日米国テキサス州サンアントニオで行われた

オシャッキー・フォスター(米国)VSスティーブン・フルトン(米国)

 

この試合に付いた冠は「無視」

 

フォスターのお仕置に期待する対戦。

 

1Rフルトンも悪くないのが可愛げがないところ。

 

左はそれなりに速いが、フォスターの左も切れている。

 

井上戦略を見習ったか?左をボディーへ散らす。

 

2R~フォスターが明確に左を差し勝つ。

 

バランスも良く、フルトンの左を完全に見切る。

 

こうなるとフォスターの独壇場。

 

4R~はサウスポースタイルに変えるフォスター。

 

万事うまくいっている中、勇気ある作戦だが、これも機能する。

 

繰り出すパンチはサウスポーでも切れ、実に正確。

 

対しフルトンは雑になる。

 

全くパンチを貰わない完全試合が続き、やや8R後半にフルトンが詰めてくると9Rからは再び右に戻すフォスター。

 

フルトンも自身スタイルを捨てラフパンチで攻め入るが、時すでに遅し。

 

12Rもフォスターの切れのあるパンチは持続。

 

採点は3-0(117-111、118-110、119-109)

の大差でフォスター勝利を支持。

※自分のTV採点は118-110でフォスター。

フォスターがキャリアハイの内容でフルトンを下した。

 

一時力石政法のターゲットとしてフォスター動画を見た際にチャンスありとも感じたが、ここまで精度の高いボクシングを持続できるとは・・・。

 

地味だが、確固たる技術がある崩しにくい王者だ。お見事!

 

メインは

【WBC世界スーパーライト級暫定王者決定戦】

イサック・クルス(メキシコ)VSラモント・ローチ(米国)

 

3Rクルスが左フックを出鼻に決め、ダウンを奪ったが、中盤~ローチが捌きはじめ、終盤クルスがパワーパンチを決めポイントを奪うシーソーゲーム。

 

採点は(115-111、113-113X2名)で引き分け。※7Rクルスは相手の腰を打ち減点1※自分は114-112でクルス。

 

ローチは明白にジャッジへアピールする力に欠けるな。

 

WBA世界スーパーフェザー級王者だったローチは同王座を剥奪され、

 

12月27日サウジアラビアで行われる

 

ジェームス・ディケンズ(英国)VS堤駿斗(志成)

 

がWBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチとして行われることに。

 

堤はついているな。風が吹いている。

 

開いた口が塞がらない

 

本日米国テキサス州サンアントニオで行われる

オシャッキー・フォスター(米国)VSスティーブン・フルトン(米国)

※WOWOWで生中継

WBC世界スーパーフェザー級として組まれたカードだが、前日計量で挑戦者フルトンが900gオーバーで「失格」

 

階級を上げての計量失敗という蛮行。

 

当然この試合は仮にフルトンが勝っても王座は空位というルールだが、WBCは何をとち狂ったのか急遽このカードを「WBC世界ライト級暫定王座決定戦」とすることを認定。

 

ここまでして認定料が欲しいのか。※この計量オーバー戦でも認定料は入るだろうが、フォスターが対戦を拒否すればそれもない為。

 

現在WBC同級王者にはシャクール・スティーブンソンが就いている。

 

来年1月にスーパーライト他団体王者(テオフィモ・ロペス)に挑むという事情はあるが、自分たちの財産である王座の価値下落に拍車をかけてどうする。

 

ある意味暫定王座連発のWBAよりもたちが悪い。

 

カードとしてはこの技巧派対決を楽しみにしていたが、興味半減。

 

フォスターもとんだ被害者だ。

 

自分はある程度の「超法規的措置」は力あるプロモーターやトップ選手の特権で他選手、プロモーターと平等にすべきという考えではない。※結果我々も好カードを見られるという恩恵にもつながる。

 

ただこのWBCの措置は前代未聞、偉大なる先人への冒涜だ。

 

世界ライト級王座はそれほど軽いものではない。

 

何だかんだ老舗団体のベルトは格上と感じてはいるが、団体運営のレベルは新興2団体に比べWBAと共に周回遅れだな。

 

本日の試合はどのような結果となってもフォスターが勝者だ。