29日愛知県国際展示場で行われる
【IBF世界フライ級タイトルマッチ】
アンヘル・アヤラ(メキシコ)VS矢吹正道(LUSH緑)
IBF世界LF級王者矢吹が2階級制覇を狙い一階級上の王者へ挑む一戦。
間違いなく好カード。

実にスリリング且つ技術レベルの高い一戦となる。
矢吹が王座保持のまま挑む事に指摘の声もあるが、些細な事。
試合価値を上げる為、悪くない選択。
勝敗の如何に関わらず矢吹はLF王座を返上する覚悟だ。
前戦余りに見事な内容で難敵王者ノンティンガを倒し戴冠した矢吹。
この勢いを買って矢吹有利の声が多いが、アヤラは硬いパンチとメキシカンらしく闘志も有る若き無敗王者。
クリストファー・ロサレス、フェリックス・アルバラードといった元世界王者にも競り勝ち地力がある。
昨年9月王座決定戦で下馬評を覆し、デーブ・アポリナリオ(比国)を逆転6RTKOにて下しIBF王座に就き、今回の矢吹との対決が初防衛戦となる。
アヤラは一見アゴが上がり被弾も少なくないが、クロスレンジで強気に対峙。
意外な目の良さと打たれ強さがある。
KO率以上に硬いパンチがある。攻撃時には栗原慶太を思わせる怖さがある。
自分はアヤラを見て往年のアントニオ・アベラル(元WBC世界フライ級王者)を思い出したが、アベラルには無いスピードがある。矢吹は長い打ち合いをすると大熊正二の舞いとなるだろう。
但し戦略構成(インサイドワーク)、細かい技術は矢吹が上回る。
1階級下の矢吹は当然このフィールドで戦うべき。
キャリアでは矢吹が上回るので、若き王者にレッスンを付けたい。
とにかく生命線の左のバリエーションだ。
矢吹の負けパターンはアヤラの熱き戦いに付き合い、打ち合いに応じたとき。
パンチとタフネスはアヤラが上回っている。
アヤラを空転させ、打ち終わりにパンチ。
地元開催の利点を十分に活用した戦法を貫徹できれば、判定で王座獲得もあり得る。
変な予想となるが、矢吹が途中アヤラのパンチにダウンを喫しながらも何とか逃げ切っての戴冠(判定)と予想する。
激戦必至の世界戦となるだろう。
アヤラ:18勝(8KO) 24歳
矢吹:17勝(16KO)4敗