本日愛知県国際展示場で行われる 

 

【IBF世界フライ級タイトルマッチ】 

アンヘル・アヤラ(メキシコ)VS矢吹正道(LUSH緑) 

 

前日計量 

 

アヤラ:50.2kg(600gアンダー) 

 

矢吹:50.8kg 

コメントでも有る様にフライ級に上げても減量にはそれなりの苦労が有ったらしいが、この転級で万全の矢吹が見られそうだ。 

 

対するアヤラも24歳と若いだけにリカバリーの面では大きく矢吹を上回るとみる。 

 

規定目一杯まで上げ54kgほどでリングに上がると思われるアヤラ。 

 

隠れた武器のタフネスも増強。 

 

矢吹は無理に倒しに行かずに若いアヤラにレッスンを付けるつもりで戦えば、王座は自然についてくる。 

 

アヤラが矢吹のウィークポイントとして指摘する振りの大きなパンチ。 

 

このパンチもあえて放ち、真骨頂の左を差し勝ちたい。 

 

激戦ならアヤラにも好機が訪れる。平坦な試合であれば矢吹。 

 

王者同士の対決、カード自体は非常に面白い。 

 

Abema配信を楽しみにしたい。 

 

30日愛知県国際展示場で行われる 

 

【WBC世界ミニマム級タイトルマッチ】 

 

メリビン・ジェルサレム(比国)VS重岡優大(ワタナベ)Ⅱ 

二日間連続世界戦の「大トリ」は重岡優大のリベンジ戦。 

 

前戦はちょうど一年前(3月31日) 

 

開始直後から全身に力を漲らせる余り、身体が硬い優大。 

 

対し比国選手らしく柔のジェルサレム。 

 

1Rに良い右を打たれ、3Rにリターンの右を食らいダウンを奪われる優大。 

 

その後、ボディーで好機をつかむも6Rまたも右を食らいダウンを奪われる優大。 

 

9R~ジェルサレムの動きについていけなくなる優大。 

 

結局優大は最後まで硬さが取れずに2-1の判定負けで王座から陥落した。 

 

ジェルサレムは徹底的に優大の打ち終わりにリターン攻撃。 

 

正に「後の先」の作戦勝ち 

 

正直両者の格付けは済んでいるのだが、優大はLFへの転級をせずにミニマム王座奪還へ挑む事になる。 

 

減量も苦しいと思われる優大だが、ライトフライ級は国内外に強豪揃い。 

 

ここはミニマム王座へ再度挑む方が得策と判断か・・・。 

 

超攻撃型スタイルはハマれば快い勝利を収めるが、余りに攻めに逸り被弾時のダメージ増強、防御目減りが露呈する。 

 

地元開催の利で丁寧に戦えば、リベンジも可能だが、この再戦に意義を見出すことは出来ない。 

 

再戦がどの様な結果になってもボクサーとしての評価は(敵地で技術的に完勝した)ジェルサレムだな・・・。 

 

予想とすれば、ジェルサレムが足と動きで有利に進めるも、優大の攻撃にポイントが流れての小差判定リベンジと見る。 

 

何だかなぁという感じ。 

 

優大はひねくれオールドファンを黙らすためにとにかくボディー攻めでジェルサレムの足を止め、仕留めたい。 

29日愛知県国際展示場で行われる 

 

【IBF世界フライ級タイトルマッチ】 

アンヘル・アヤラ(メキシコ)VS矢吹正道(LUSH緑) 

 

IBF世界LF級王者矢吹が2階級制覇を狙い一階級上の王者へ挑む一戦。 

 

間違いなく好カード。 

実にスリリング且つ技術レベルの高い一戦となる。 

 

矢吹が王座保持のまま挑む事に指摘の声もあるが、些細な事。 

 

試合価値を上げる為、悪くない選択。 

 

勝敗の如何に関わらず矢吹はLF王座を返上する覚悟だ。 

 

前戦余りに見事な内容で難敵王者ノンティンガを倒し戴冠した矢吹。 

 

この勢いを買って矢吹有利の声が多いが、アヤラは硬いパンチとメキシカンらしく闘志も有る若き無敗王者。 

 

クリストファー・ロサレス、フェリックス・アルバラードといった元世界王者にも競り勝ち地力がある。 

 

昨年9月王座決定戦で下馬評を覆し、デーブ・アポリナリオ(比国)を逆転6RTKOにて下しIBF王座に就き、今回の矢吹との対決が初防衛戦となる。 

 

アヤラは一見アゴが上がり被弾も少なくないが、クロスレンジで強気に対峙。 

 

意外な目の良さと打たれ強さがある。 

 

KO率以上に硬いパンチがある。攻撃時には栗原慶太を思わせる怖さがある。 

 

自分はアヤラを見て往年のアントニオ・アベラル(元WBC世界フライ級王者)を思い出したが、アベラルには無いスピードがある。矢吹は長い打ち合いをすると大熊正二の舞いとなるだろう。 

 

但し戦略構成(インサイドワーク)、細かい技術は矢吹が上回る。 

 

1階級下の矢吹は当然このフィールドで戦うべき。 

 

キャリアでは矢吹が上回るので、若き王者にレッスンを付けたい。 

 

とにかく生命線の左のバリエーションだ。 

 

矢吹の負けパターンはアヤラの熱き戦いに付き合い、打ち合いに応じたとき。 

 

パンチとタフネスはアヤラが上回っている。 

 

アヤラを空転させ、打ち終わりにパンチ。 

 

地元開催の利点を十分に活用した戦法を貫徹できれば、判定で王座獲得もあり得る。 

 

変な予想となるが、矢吹が途中アヤラのパンチにダウンを喫しながらも何とか逃げ切っての戴冠(判定)と予想する。 

 

激戦必至の世界戦となるだろう。 

 

アヤラ:18勝(8KO) 24歳 

矢吹:17勝(16KO)4敗