10日米国イリノイ州シカゴで行われた【WBA、WB世界フライ級タイトルマッチ】で番狂わせ。

 

当初王者リカルド・サンドバル(米国)へ挑む予定だったのは、オスカル・コヤソ(プエルトリコ)だったが、怪我で急遽、代役挑戦者としてセルヒオ・メンドサ(メキシコ)が選ばれた。

 

メンドサは国内専門誌で「中谷潤人的?」とも評された長身(177cm)サウスポーのパンチャー。

 

自分も動画を見て今年4月の世界初挑戦(IBF世界ライト級)で戴冠を予想していたが、王者タノンサック・シムシーの覚醒とも思えるバカ出来で2R痛烈なKO負けを喫してしまった(メンドサ挑戦時の戦績は27勝(23KO)無敗のLF級では異例のKO率だった)。

 

再起戦即、1階級上へ挑む世界戦。

 

準備期間も鑑み、メンドサの勝目は薄かったが、何と5RTKO勝ちでサンドバルから2団体王座を強奪するという殊勲の星を挙げた。

 

試合開始からメンドサの右が鋭い。

 

サンドバルもパワーで戦うタイプではないが、下のクラスから上がってきたメンドサ相手に強気戦法を仕掛け、サンドバルの左ボディーカウンターを食らう。

 

2R、このパンチに手ごたえを感じたメンドサは左ボディー多用。

 

サンドバルの意識がボディー防御へ行くと右フックをテンプルに当てダウンを奪う。

 

立ち上がったサンドバルへ猛攻のメンドサは、左アッパーで痛烈なダウンを追加。

 

辛うじてゴングを聞いたサンドバルだが、既に勝負は決まった。

 

5R、サンドバルは意地で乱戦へ応じるが、メンドサの右フックカウンターを食らいダウン。

 

立ち上がったが、メンドサの左でロープへ飛び主審が試合を止めた(5R1:46TKO)

 

喜びの新王者は感涙。

フライへ上げメンドサの潜在能力が解放されたということか。自信を取り戻せばさらに強くなりそうだ。

 

一気に2団体王座を手にしたメンドサ。

 

この長身サウスポーのパンチャーへ本当にコヤソは挑むのだろうか?

 

実現すればコヤソの勇気を称えたいが。

 

ただWBO王者アンソニー・オラスクアガ(米国)はクラス随一の実力者。

 

IBF王者矢吹正道もパワー、技術が有り両王者ともコヤソでは荷が重かろう。

 

奇しくも4団体共に攻撃力ある選手が王座に就いている。

 

現実的なところではまずライトフライ王座狙いが吉だと思うが。コヤソは果たして。