隆盛を誇る日本拳闘界だが、階級の壁という難題に直面しているという現実もある。

 

国内中量級の雄、吉野修一郎、三代大訓はそれぞれシャクール・スティーブンソン、アンディ・クルスに完敗。

 

グローブを吊るした。

 

ショッキングだったのはアジアでは抜きんでたパワーのある吉野が、その項目でも技巧派シャクールに負けていた点。

 

また圧倒的技巧で売るクルスもパワーで三代の数段上を行っていた。

 

永年世界と日本ボクシングを見続けて来たジョー小泉氏もこのパワー差を埋めることが必須とのコメント(危機発言)を発している。

 

現在世界はボクシングに限らず「体技心」の時代。

 

折れない心や技で局面を打開できるレベルではないボクシング中重量級。

 

そんな中、横浜光ジム中量級王者二名が渡米。

 

トレーニングに明け暮れている。

 

OPBF-SL級王者堀池空希とJBC-SL級王者渡来美響。

 

アマ出身の両ボクサーは技術だけなら李健太、平岡アンディらと並び日本でもトップクラス。

 

特に渡来のセンスは国内では抜きん出ており、世界レベル。

 

ただ本人も幼少のころからの渡米とシャクールVS吉野を目の当たりにしている体験から世界のパワー状況を冷静に自身棚卸ししている模様。

 

また自身ストロングポイントを活かすために米国技術を貪欲にアドプト。

幸甚なことにメイウェザーがシャクールへアドバイスしているシーンにも遭遇したらしい。

 

米国修業即レベルアップという簡単な構図ではないだろうが、足りない部分の補完が明確となれば国内に戻った時のトレーニングに活かせるし、何よりのモチベアップにつながる。

 

特に渡来の抜群のセンスにフィジカルが付いてくれば、日本拳闘界が次のフェーズへ行く旗手となれる可能性を秘めている。

 

帰国後の試合が楽しみだ。