英国ロンドン(O2アリーナ)

【IBF世界ヘビー級王座決定戦】

モーゼス・イタウマ(英国)VSフィリップ・フルゴビッチ(クロアチア)

 

21歳ヘビー級ホープ・イタウマ有利予想、タフなフルゴビッチを倒せるか?が焦点。

 

1R 開始から圧倒的スピード差でイタウマが先制。

 

身体の動きも解くサンデーパンチである左→右フックの返しも有効。

 

10-9イタウマ

 

 

2R、イタウマはサウスポーの利点を活かした右フック(やや巻き込み)でフルゴビッチからダウンを奪う。

 

相手のタフさを知っているので無理な追撃をせず冷静にカウンター。

 

10-8イタウマ

 

 

3R、イタウマ上下へスピードある左。

 

10-9イタウマ

 

 

4R、アジィリティを活かしたイタウマの攻撃。

 

左を上下に当てるがフルゴビッチも前へ出てくる。実に打たれ強い。

 

10-9イタウマ

 

 

5R、フルゴビッチも右を放ち前へ出てプレッシャー。

 

終盤イタウマの左アッパーヒットで「逆転」もフルゴビッチペースの回。

 

10-9イタウマ

 

 

6R、中盤~フルゴビッチも詰めていくとイタウマも意地のハードコンビで反撃。

 

10-9イタウマ

 

 

7R、前の回の反撃コンビの影響?前半はやや抑えるイタウマ。

 

中盤~速いコンビ。この試合の狙いの左→右フック返し。

 

10-9イタウマ

 

 

8R、イタウマ前の手を上手く使い右フック当てる。

 

タフなフルゴビッチをロープからロープへ追いやるが、フルゴビッチも乱戦へ持ち込んでくる。

 

するとイタウマも意地のハードコンビを返す(若いな・・・強さでもあるが)

 

10-9イタウマ

 

 

9R、前の回に手応えを掴んだフルゴビッチは開始から出ていく。

 

巨体を利してもみ合いも混ぜる攻撃。

 

イタウマも全力コンビで反撃するが被弾ダメージとガス欠気味。

 

ただ若いイタウマはハードコンビ出し更にスタミナ渇水。

 

ふらつく中フルゴビッチの右を浴びる。

 

イタウマはふらつきながら意地の右フックを返したが、ロープへもたれ、攻め入れられる様を見てイタウマ陣営からタオル投入(9R2:27TKO)

8Rまでスコアでは圧倒しながらもイタウマがまさかのガス欠自滅で王座獲得ならず。

 

ダメージ深いイタウマは担架に乗せられ退場した。

 

結果論だがイタウマのキャリア不足、若さが露呈した敗北。

 

強弱、緩急、温存回・・・無いな。

 

ただ英国ファンもイタウマも若さ溢れる攻撃の末の戴冠を望んできたので、期待に応えるべくあの戦法を取ったことはファイターとして正解。あのスペックがあれば全開にしたくなるよな。

 

フルゴビッチの頑強さに敬意を称したい闘いだった。

 

ドラマチックな9Rだったが、改めてオレクサンドル・ウシクのゲームメイクの凄みを感じる一戦だった。