横浜高校野球部元監督、同校を春夏連覇など計5度の甲子園優勝に導いた渡辺元智氏が逝去。
名将渡辺監督の下で育った選手は 愛甲猛、松坂大輔、鈴木尚典、涌井秀章、筒香嘉智ら枚挙にいとまがない。
何れもプロで大成した。
17歳で夭折した横浜高校丹波慎也さん。素質では松坂以上とも言われた投手と同じ8月17日に旅立った渡辺監督。色々と感じざるを得ない。
渡辺監督が横浜高校監督に就任したのは昭和43年、24歳の時。
以降平成27年夏大会までの長きにわたり監督を務めた。
文字通りしごきの時代を経て平成後期の自主性を重んじる時代の監督も経験した(根性から根拠へ)。
ここまでの長きにわたり第一線で監督業を走り抜けた人物もいない。
監督が(春夏連覇の際)「凄い投手に巡り合えた。こんな幸せは、人生の中で最初で最後」と感極まったのが松坂大輔。
その松坂は「監督さんと出会わなければここにはいない」と最大限の感謝を述べ恩師を偲んだ。
「技術はもちろん、精神面の勉強をさせてもらいました。その言葉には魂が宿っていました。何気ない言葉で選手は安心し、士気が上がった」
時代が変わっても基本はそこだろう。
選手との対話。これを先駆けて昭和の時代から実践してきたのが強さの秘訣。間違いない。
数々の教え子に囲まれ、81年の幸せな人生を送られた渡辺監督。
ご冥福をお祈り申し上げます。
