先日日本中を駆け巡ったガッツ石松氏の訃報。

 

寂しさが募るが、氏の残した素晴らしい拳歴や数々の作品は永遠だ。

 

ガッツ石松氏のキャラクター通り明るく送り出すのが良い。

 

現在の井上尚弥の超人的躍進は別格とはいえ、ガッツ石松氏のボクシングキャリアは日本拳闘史でもトップクラス。

 

個人的にはファイティング原田や柴田国明らにも並ぶほどの実績だと思う。

 

アジア人として初の世界ライト級王座に就き、5度の防衛に成功。

 

しかもあの戦国時代の様な70年代での偉業。

自分はボクサーが一番「強かった」のが1970年代だと信じている。

 

アリ、フォアマン、フォスター、モンソン、ナポレス、デュラン、セルバンテス、アルゲリョ、ゴメス、サラテ、オリバレス、カント、具志堅

 

このメンツに現代ボクサーが当時ルールでリングへ上がり勝てるのだろうか?

 

事実ガッツ石松氏もラグナ、デュランに跳ね返されつつもフィジカルやインサイドワークを磨き、見事に世界ライト級王座に就いた。

 

日本では石松氏王座陥落後、24年目にして畑山隆則が王座に就き、8年後小堀佑介も続いたが、4人目の世界王者誕生はいつのことになるやら…という現状。

 

戴冠相手のゴンサレスも強く、実に価値のある歴史的快挙、実績の持ち主だった石松氏。

 

そのスタイルも強い左を起点にキレのある右を繰り出すのだが、その右を当てる為の工程にインテリジェンスを感じさせる名選手だった。

 

拳闘界への貢献度は絶大でタレント、俳優活動で常にお茶の間に「ボクシング」を届け続けた。

 

また26回まで続けた「エディ賞」(現在はトレーナー賞として存続)の資金調達に奔走。私費の持ち出しも「世界チャンピオン会」設立同様相当な額にあがったらしい。

 

正に男気全開のガッツ石松氏。

 

皆に愛された稀有なお人柄だった。

 

改めてご冥福をお祈り申し上げます。