GW最終日、後楽園ホールで行われた興行へ

 

【中野幹士帝拳)VSレラト・ドラミニ(南アフリカ)】

 

中野は再起戦へ課題である相手スタイル(足があり、ディフェンシブなボクサータイプ)のドラミニを選んだ。

 

ドラミニはパワーに欠けるが、亀田和毅との2連戦で抜群のスピードを披露している。

 

適任な相手だが、難敵だ。

 

1R 中野は身体にリズムを付けプレッシャーをかける。

得意の左をボディーへ放ち早くもタイミングを掴む。

 

10-9中野

 

2R、この回も左ボディー好打。追い方が巧くなっている。

 

10-9中野

 

3R、中野の左が当たりドラミニはダウン。

立ち上がったが、既に弱気姿勢。

ここがアフリカンの弱点だな。

 

10-8中野

 

4R、強打で追いまくる中野がニュートラルコーナーでドラミニに左右連打を浴びせると座り込むドラミニを見て主審がストップ

(4R0:58TKO)

 

中野が見事な内容で再起を飾った。

 

課題であった足を使う相手へのプレッシャー、追い方が良かった。

 

身体のリズムも良く前の手も巧く使っていた。

 

決して広くない後楽園ホールのリングも幸いしたのだろうが、あのプレッシャーからの強打はハマれば世界クラスの攻撃力が有る。

 

再起を飾り、涙を浮かべた中野。精神的スランプに陥ったらしいが、この快勝は大きい。

 

少し減量苦?が気になるが、巧くリカバリーできたときはやはりパワーが有るな。

【WBO-APフェザー級タイトルマッチ】

武藤涼太(松田)VS藤田健児(帝拳)

 

WBO1位まで上り詰めた藤田が日本人挑戦者を選択。

 

少し嫌な予感を持ち観戦。

 

失うものがない武藤は1R開始から攻めまくる。

 

王者と同じサウスポースタイルから左を思いっきり振って来る。

 

対し藤田は強烈な右ボディーを刺す。

 

武藤も効いているだろうが、耐えて対峙。

 

2Rも藤田のボディーが目立ち、武藤も堕ちていくかと思われたが・・・。

 

1、2Rは藤田に振り分けた。

 

3R武藤は攻撃一辺倒から足と右を使う。

 

終盤武藤のパンチに藤田が効いてしまう。

 

4R、藤田も持ち前の防御技術で最初の数発を外しても手数を繰り出す武藤の攻撃に最終的には被弾。

 

特に左はまともに食らっている。

 

この回も効かされてしまう。

 

10-9武藤

 

5R、藤田もパンチを貰った後に敢然と反撃。

左右連打を浴びせるが、自身ダメージが蓄積している。

 

10-9武藤

 

6R、ここで武藤は足と右を使ってくる。

これは藤田にとり厳しい戦法だ。

 

10-9武藤

 

7R、武藤の攻撃にダメージの色が濃い藤田。

 

相手攻撃にブロッキングで前へ出ていったが、ダメージを鑑みて田中主審がストップ宣告(7R2:13TKO)。

 

やや早い感もあったが、逆転するには相当なダメージの末展開が予想され、この判断は致し方ない。

 

なんとも驚きの番狂わせ。

 

アマ時代から藤田のことは天才ボクサーと見ていたので、ショッキングな敗戦。

 

目が良くノーガードでパンチ躱せるのが藤田だが、武藤の手数を前にあの防御スタイルは愚策だった。

 

武藤の不退転の覚悟が番狂わせを呼んだ。

 

堀池空希(横浜光)は1Rでレイモンド・ヤング(比国)を倒し、OPBF王座防衛。

 

左フックダブル→右ストレートと技術もあるところも見せた。

 

渡来美響(横浜光)も移籍初戦に完勝。

 

広いスタンスから定評のあるステップ。

 

右フック上下に打ち分けた。

 

途中休みのラウンドを入れながら無敗のウガンダボクサー(アイザック・スパダ)に完勝。(自分の採点は79-72)

 

コールを聞きスパダは座り込んで悔しがったが、意味不明・・・。

渡来と堀池は同門だが、二人ともターゲットは李健太だな。