東京ドーム「THE DAY」興行
他カード観戦記
【武居由樹(大橋)VSワン・デカン(中国)】
武居の再起戦。相手は無名の中国人「世界ランカー」選手。
武居のKO勝利が確実視されていたが、まさかの展開に。
世界王座陥落戦で強気打ち合いを挑んでしまった武居は、徹底したアウトボクシング。
例の異例とも思えるロングレンジに身を置き対峙。
このフットワークは実戦練習の一環で、早く倒し過ぎすると連投の井上真吾トレーナーへ負担が掛かる為の回避では?とも感じていた。
しかし一向に火が付かない武居。
ワンは技術はないのだが、実直に前へ出てワイルドなパンチを放つとこれが武居の顔面を捉え足元が揺らぐ。
ノーガード&目でよける武居の悪癖が露呈。
良いところがないまま8R尺の試合終了。
発表された採点(77-75X2名、76-76)武居勝利にドーム内からブーイングが飛ぶ。※自分の現地採点は76-76(武居に1、2、5、6Rを付けた)
武居の出来は良くなく見栄えも悪かったが、負けていた・・・は無いかな。
この出来では仮に井上が4団体王座返上でも機会がないな。ジムは中嶋一輝をあてがうのでは?
まずは自信を取り戻すこと。


【OPBFウェルター級タイトルマッチ】
佐々木尽(八王子中屋)VS田中空(大橋)
1R、佐々木のロケットスタートに負けないように田中も開始からエンジンかけてきた。
持ち前のコンパクトな左アッパーが佐々木をよく捉える。
やはり田中のスタイルは佐々木にとり相性は良くないな。
前半から早くも消耗戦。
佐々木はこの展開ではなく左とステップでミドルレンジからのパンチが得策なのだが。
途中セコンドの指示か?佐々木も左と少し距離取りパンチ。
絶対に田中はこの戦法を嫌がっている。
両者ドームを沸かすパンチ交換を継続。
田中も佐々木の強打に堪えるブロッキングと強いハートの持ち主だ。
採点は微妙でドローも頭によぎったが、2-1(97-93、96-94、94-96)で佐々木が王座獲得。自分の現地採点は96-94で佐々木(佐々木へ2、4~7、10Rを付けた)
観ていて両者の身体が心配になるほどの打ち合いだったが、田中のコンパクトパンチと佐々木の派手なパンチ。
ジャッジは佐々木を支持した。
佐々木は自身スピードと身体の動きを利し、とにかく防御に重きをおきたい。
田中は再戦を望むだろうが、両者の消耗戦はしばらくは観たくないな。





【下町俊貴(グリーンツダ)VS阿部麗也(KG大和)】
左の世界ランカー同士の対決。
1~2Rは下町のフレームと前の手が活きる。
3R~阿部もフェイントを入れ動きでペース奪う。
この動きに下町は手数が減る。
阿部のカウンターも警戒しているのだろうが、この消極傾向は悪い癖。
下町も左同士という事もあり、下町の良さも出ているが阿部の柔らかい動きにポイントが流れていく。
試合終了。発表された採点は2-0(96-94X2名、95-95)で下町を支持。
阿部にとり酷な裁定だな。
自分の現地採点は95-95(阿部に3、5~7、9Rを付けた)だったが、阿部の動きが下町をコントロールしていたので阿部の手が挙がるかと感じた。
阿部は打たれていないのでまだ貴重なタレントとして再起を期待したい。

【OPBF&WBO-APスーパーミドル級タイトルマッチ】
森脇唯人(ワールドスポーツ)VSユン・ドクノ(韓国)
因縁の再戦は森脇が判定で王座を獲得したが、課題のパンチの的中率改善には至らず。
ユンもディフェンシブでやりにくいタイプだろうが、ボディーへのジャブや打ち急がずのパターンも織り交ぜなくては・・・。
貴重な「重量級ボクサー」素質は抜群なだけに惜しい。

