米国アリゾナ州グレンデール、デザートダイヤモンドアリーナ

 

【IBF&WBO世界スーパーフェザー級王座統一戦】

エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)VSエドゥアルド・ヌニェス(メキシコ)

 

1R、二人ともスーパーフェザーとは思えないほどのフォルム。

 

特にヌニェスはまるで小型ベテルビエフ。

 

大きく動き、ロングからパンチ飛ばすナバレッテ。

 

赤コーナーへ追いやり攻めたナバレッテに強いショート連打で形勢逆転するヌニェス

 

やはりパンチは硬く、この項目では上回るヌニェス。

 

その後動きまた元の展開へ戻すナバレッテ。

 

ゴング前に右を数発ヒットし、この回を終える。

 

10-9ナバレッテ

 

 

2R、ヌニェスも意識して動くが、脚さばきはナバレッテが数段上。

 

ヌニェスも相手の入り際へパンチ合わせるが、ナバレッテの動きが上回る。

 

ゴング前に右→左フックでヌニェスをロープへ飛ばしたナバレッテのラウンド。

 

10-9ナバレッテ

 

 

3R、ワンツーから左フックで攻めるナバレッテにヌニェスも左フック返す。

 

やや手数が少ない展開が続いたが、ゴング前にナバレッテが攻撃仕掛け、印象的なヒットシーンを演出。

 

10-9ナバレッテ

 

 

4R、ナバレッテもパンチのあるヌニェスを警戒。

 

基本ヒット&ウェーに徹する。

 

残り1分~手数を増やすナバレッテ。後半は流したが、ナバレッテのラウンド。

 

10-9ナバレッテ

 

 

5R、ポイント不利のヌニェスは出ていく。

 

硬いパンチの攻撃でナバレッテを下らせる。

 

ガード固めるナバレッテへ左フック連打。

 

ロープへ詰まったナバレッテも猛然と反撃。

 

熱い打ち合い。振りが小さい分、ヌニェスのパンチが上回る。

 

左フックは本当に強い。鉄球のようだ。

 

10-9ヌニェス

 

 

6R、前の回手応えを掴んだヌニェスは開始から出ていく。

 

左レバーを食らったナバレッテは長い手でクリンチ。

 

ヌニェス意識して左ジャブ多用。ボディーへのジャブも目立つ。

 

残り1分でナバレッテのワンツー→左フック迎え打ちパターンがハマる。

 

但し今度はヌニェスも猛然と追い詰め、ニュートラルコーナーへ追いやり猛然と手数。ナバレッテも打ち合いに応じるメキシカンのお約束激闘シーン。

 

10-9ヌニェス

 

7R、ヌニェス右目カットしているが、前進圧力が少し弱まるとナバレッテの技巧が再び。

 

左ジャブでヌニェスの右目を狙う。

 

ロープを背にするがワンツー→左フックがカウンターとなり、タフなヌニェスの足元を揺らす。

 

逆にヌニェスを下らせ連打を浴びせる。ヌニェスも手を返すが、かなりまともに貰っている。

 

10-9ナバレッテ

 

 

8R、ヌニェスもハイガード、身体を振りながら肉薄、前進をやめない。

 

長いストレートで突き放したいナバレッテだが、ヌニェスは前進&強打。

 

頭も気になるほどの激しい詰め。タフでパンチのあるヌニェスの前進を表情変えずに躱し迎え打つナバレッテ。

 

凄い胆力だ。

 

残り1分で連打仕掛けるヌニェス。左フック、右4連打。

 

恐ろしい攻撃力だが、何と右を返し、形勢逆転するナバレッテ。

 

もうこの辺の逞しさはアジアンボクサーには真似のできないもの。

 

ゴング前まで続く両者の応酬。

 

※年間最高ラウンドの候補。

 

10-9ナバレッテ

 

 

9R、いきなりヌニェスの左へ右クロスかぶせるナバレッテ。

 

序盤から打ち合う両者。

 

ヌニェスの踏み込みに右カウンター当てるナバレッテ。

 

ヌニェスの打たれ強さも相当なものだが、ワンツー→左フック、更に右アッパーを食らうと流石にたじろぎ、その後の連打も浴びる。

 

ただそれでも距離をつぶしクロスレンジでショート連打放つヌニェス。

 

もう怪物同士の対決。

 

10-9ナバレッテ

 

 

10R、開始前にヌニェスの右目チェックが入る。カットと腫れ。

 

時間のないことを悟っているヌニェスは動きにリズムつけ、最後の攻めに備えるが、無理をしないナバレッテはアウトボックス。

 

そしてロングから飛び込んで左フック。

 

ヌニェスの出血が増す。

 

手負いのヌニェスは痛烈なカウンター食らっても前進を続ける。

 

無慈悲な上下連打。ヌニェスも攻撃姿勢やめないが、ストップを・・・。

 

ヌニェスの攻撃にナバレッテは赤コーナーに詰まるが、痛烈なカウンターを入れている。

 

ヌニェスの強い連打も入るのでストップできないのは解るのだが・・・。

 

10-9ナバレッテ

 

 

11R、開始前にドクターチェック。右目の腫れは酷く、ストップ。

(11R0:01TKO)

もう何と形容したらよいのかの激闘。

 

正に怪物同士。火の出る様な展開が続いた。

 

スコア上も差が有ったが、最後の最後までヌニェスは危険な拳を振るい肉薄した。

 

ナバレッテの柔らかいスタイルに軍配が上がったが、「年間最高試合」候補。

 

敗者ヌニェスは文字通りの怪物。

 

あの打たれ強さと鉄球の様な連打。折れない心とまさに戦士。

 

この相手とよくぞフルラウンド対峙できたと力石政法を改めて評価したい。

 

堤兄弟、そして規格外ルーキー藤木勇我らが狙うスーパーフェザーはこのような世界だ。

 

ナバレッテ:40勝(33KO)2敗1分1NC

ヌニェス:29勝(27KO)2敗

 

再戦ニーズはあるだろうが、選手を壊しかねない対決には安易に再戦期待を持つべきではない。ボクサーは闘犬ではなく人間だ。