JBC発の地域タイトル戦のラウンド短縮。 

 

先日発表されたOPBF戦に次ぎ、WBO-AP戦も12回戦から10回戦へ。 

 

12日後楽園ホールにて行なわれるWBO-APスーパーフライ級戦、川浦龍生(三迫)VS白石聖(志成)は10回戦で行われる。 

同試合にはWBO-AP会長(レオン・パノンシロ氏)も来日。 

 

10回戦への変更を承認し、今後WBO-AP戦を10回戦制にすることを示唆。 

 

この敏速な判断を大いに支持したい。 

 

最近国内で起きてしまった4件のリング禍は、何れも試合後半に悲劇が起きている。 

 

過去の事例でも試合の後半に起きることが少なくなく、疲弊、脱水時に事故の確率が高くなっている。 

 

今は向き合いたくもないのだが、ウィキペディアには世界のリング禍発生のラウンド数がデータ化されている。 

 

みると10Rが二番目に多く11、12Rの事故数は10R以下のラウンドより少ないが、それは試合の絶対数が少ないのと選手技術が高いことが理由としてあると思う(やはり世界では技術的途上期にある選手の事故が多い) 

 

但し最近国内で起きてしまった4件の出場選手は国内でもトップクラスの力量の持ち主。 

 

以前見られたグリーンボーイの方々の事故とはケースが違う。 

 

明かに何かが変わってきている。 

 

ヤフコメなどでラウンド短縮に意味がないとの首を傾げる意見が有るが、被弾機会時間が減るのでラウンド短縮により事故が増えるという事はない。(毎ラウンド事故の可能性は有るが、12→10回戦で被弾時間が16.6%減る=総被弾数減少。自身疲労度も低減、脱水状態時間減少)選手ファーストでない意見だ。

 

中にはラウンド短縮により各ラウンドが濃密になり打ち合い時間加、パワー増加でさらに危険?との意見がある。 

 

それは全く違う論だ。ボクサーの個々の資質、試合の流れを全く考慮していない。 現状ラウンド数維持と短縮でどちらが事故可能性を減らせるかは明らか。

 

40年前から「A級ボクサー賞金トーナメント」などの短縮バージョン観てきているが、短縮=危険増大の意見には頷けない。

 

まずレギュレーションをいち早く整え、各対策(水抜き減量見直し他)を取る事が事故防止に近づく。JBC発のラウンド短縮には全面的に賛成。

 

サンプルケースとしてやや違うのは承知しているが、ラウンド数が短いキックやUFC。 

 

こと打撃力だけ取れば国際式よりも格段に上(オープンフィンガーグローブ、パンチの数倍の威力がある蹴り) 

 

ただこれらの競技でリング禍のニュースは聞かない。 やはり短いラウンドでは事故確率は減る。

 

まずはこのラウンド短縮の流れを全面的に支持、他団体の地域タイトルも追随することを願う。

 

ここで変えなければ打撃系競技終焉の時計の針が進むだけ。

  

リング禍に遭い尊い命を失ってしまわれた若いお二人。 

 

本人やご家族の事を思うとこの言葉はまだ早く大変申し訳ないのですが、将来の事故を防ぎ、未来の競技者の身体を守ることにつながる事を願ってやみません。 

 

お二人のご冥福と病床で戦っている世界王者の回復を心よりお祈り申し上げます。