米国ネバダ州ラスベガスMGMグランド―ガーデンで行われた
【WBC世界ウェルター級タイトルマッチ マリオ・バリオス(米国)VSマニー・パッキャオ(比国)】
一貫して複雑な思いで迎えた試合。
初回パッキャオの動きはやはり重い。
リカバリーでウェイト戻し過ぎ以前に加齢の影響は否めない。
バリオスは慎重な立ち上がり、まず初回はレジェンドへ敬意。
10-9パッキャオ
2Rバリオスは生命線の左ジャブ。パッキャオはキャリア総動員の左パンチ。
バリオスは手数少ない。
10-9バリオス
3R、パッキャオスピード欠けるが、左パンチ。
バリオスは依然慎重。
バリオスの左ボディー食らいパッキャオはローブローアピール。
ボディーは嫌がるな・・・。
10-9バリオス
4R、バリオスやや出ていく。ボディーカウンターでパッキャオは嫌がるが、工夫して左を入れて来る。
10-9バリオス
5R、バリオスの左ジャブを取るが、異常なほど攻めない。
何か裏でもあるのかと勘繰るレベル。
10-9バリオス
6R、パッキャオも良く動いて左もポイントまでは・・・。
10-9バリオス
7R、パッキャオバリオスの出鼻へパンチ。
バリオスのパンチも食らうが、パンチ当てサイドへ動くパッキャオ。
46歳の動きではないのだが、バリオスが謎戦法。
10-9パッキャオ
8R、パッキャオ動いて軽打でポイント。
10-9パッキャオ
9R、この回も動いてパンチのパッキャオ。
バリオスは打ち合いに応じるも何故か防御姿勢に専念。
10-9パッキャオ
10R、パッキャオはとにかく動いてパンチ。
浅くても軽くてもポイント奪いに出る。
バリオスは右→左下好打。
ミスも多いが手を出して行く。
10-9バリオス
11R、ポイント不安バリオスは開始から手を出して行く。
右とパッキャオが嫌がる左ボディー。
10-9バリオス
12R、序盤攻める姿勢見せた後、中盤以降右を集めていったバリオス。
10-9バリオス
意外にも判定まで持ち込まれた試合。
採点は1-0(115-113バリオス、114-114X2名)でドロー。
※私採点は116-112バリオス。
ただバリオスは負けに等しい内容の拙戦。
レジェンド相手に遠慮が有ったのか?それとも何か裏が有ったと勘繰りたくなる戦法。
結果ドロー再戦で大金を稼ぐことにつながりそうだが、狙ってドローもリスキー。
パッキャオを称えたい気持ちの前にバリオスの不甲斐ない戦法が出続けた試合。
【WBC世界スーパーウェルター級タイトルマッチセバスチャン・フンドラ(米国)VSティム・チュー(豪州)】
因縁の再戦はフンドラの完勝に終わった。
自分はチューがリベンジすると予想していたのだが、大きな差が付いた試合。
1R、フンドラは自身フォルムを活かしたロングレンジから右を多用。
接近戦を挑みたいチューはこの右に入ることが出来ない。
左フック軌道パンチをカウンターで食らったチューは早くもダウンを取られる。
10-8フンドラ
2R、この日のフンドラはスピードが有る。
またロープに詰め放つ連打にもウェイトが乗っている。
チューも左フックカウンター好打もフンドラの耐久性は相変わらず。
10-9フンドラ
3R、とにかくフンドラは右リードが良い。
ロングレンジからの左はストレートかアッパーか判別不能。
10-9フンドラ
4R、開始から必ず右を突いていくフンドラ。コーナーに詰めチューを削り続ける。
チューも左フックにわずかな可能性も感じるが、フンドラには効かない。
10-9フンドラ
5R、フンドラはやはりロングでの戦いが吉。
10-9フンドラ
6R、フンドラはクロスレンジでもロングレンジでも主導権を渡さない。
左をジャブの様につなげてくる。
10-9フンドラ
7R、チューは身体が伸びあがりながらもハートで攻め入りパンチ交換。
良い右も入れるが、終盤赤コーナーに詰められ連打食らう。
10-9フンドラ(終盤連打で逆転)
この終盤連打ダメージも有り、8R開始ゴングに応じる事の出来なかったチュー。
フンドラの完勝TKO防衛。
クロスレンジの戦いが嫌いではないフンドラだが、この日は右を多用し距離を取った。あの戦法で来られると相手は辛いわ。
1Rの左パンチダウンで勝負は決まった。
チューも金属疲労なのか耐久性に難が出るとあのスタイルでは厳しい。
フンドラは貴重な中量級スター選手だな。
