5月11日大田区総合体育館にて行われる
フェルナンド・マルティネス(亜国)VS 井岡一翔(志成)Ⅱ
昨年7月の初戦で明白な差が付いたのだが、この再戦に対し井岡は自信満々の発言に終始。
ボクサーの矜持と言えばそれまでだが、過去再戦や日本人には鬼門とも言える時代が有った亜国ボクサーに対しても相性が良い井岡だけに下馬評を覆す可能性も少なからずある。
マルティネスに敗れるまで亜国選手に対し、3勝(1KO)※3戦連続亜国選手相手。
再戦でもカルロス・レベコ(2-0判定勝ち→11RTKO勝ち)
ドニー・ニエテス(1-2判定負け→3-0判定勝ち)
ジョシュア・フランコ(引き分け→3-0判定勝ち)※ダイレクトリマッチ
ニエテスとの再戦は約4年後とやや相手の峠が下り坂だったとはいえ、他の再戦は、ほぼダイレクトリマッチ(レベコは1戦挟む)
この井岡の勝負強さとインサイドワークに期待したい。
井岡にとり文字通り選手生命をかけた最後の挑戦。
初戦は開始から積極的に攻めたマルティネスが押し切り、大差判定で勝利。
井岡も1Rと3Rにマルティネス攻略へのマストブロー(左レバー)を当てたが、マルティネスは途中アウトボクシングも入れ、終盤は何と井岡の左レバー打ちにカウンターも合わせて来た。
サイドの動きも入れ、旺盛に動き攻めたマルティネスの完勝だった。
今回は井岡のスペックを体感しているマルティネスも初戦の様なフルスロットルスタートを切らないとみるが、作戦的には前半ペースを取るべく攻め入るのは間違いない。
本来井岡はマルティネスの様な攻めて来る相手には、無類の強さを発揮するのだが、マルティネスの想像以上の圧力、スタミナ、タフネス。そしてサイドへの動きに敗れた。
井岡は前半後手を取らずにより一層アグレッシブに対峙しなけらば初戦の二の舞い。
ただこれは晩年期の井岡のスタイルではなく、敢行できるのかと言うと・・・。
マルティネスが初戦の90%ほどに仕上げてきたら残念ながら井岡は勝てない。
再戦に強く策士である井岡の底力に期待も有るが、マルティネスは井岡上質な技巧を飲み込んでしまうスペックを有している。
言葉はあれだが、「井岡の技巧に敬意を払わず土足で踏み込んでいくこと」が井岡攻略のポイント。
その気概がラテンのマルティネスには宿っている。
好試合にはなり井岡も見せ場は作るだろうが、マルティネスの判定返り討ちと予想する。
ただ井上がラスベガスで米国を熱狂させた直後に井岡一翔が敗退。
寂しくグローブを吊るすというのは、永く井岡を観てきた者から見て寂し過ぎる。
今言うべきではないがあの時ビッグバンの挑戦を受け、介錯されていれば、井岡の株も上がり、次世代へバトンをつなぐという最高の花道となったのだが・・・。
井岡一翔最後の挑戦を見届けよう。
井岡!とにかくマルティネスの意表をつくタイミングでの左レバー! 一発で沈めるしかない。
その時を作る動きは出来るのだから攻撃時以外の動作に注力しよう。
頑張れ井岡一翔!
フェルナンド・マルティネス:17勝(9KO) 33歳
井岡一翔:31勝(16KO)3敗1分 36歳

