先日行われたオールドファン感涙のイベント。 

 

大橋秀行&リカルド・ロペストークショー。 

 

この両雄は何を語ったか? 

※本トークショーのMCがジョー小泉氏で通訳が坂井祥紀。 

 

報道記事から 

 

1R、大橋の右強打がロペスを捉えたシーンについて 

「行けば良かったけれど、何か罠だと思って躊躇した。その後、左右前後のフットワークを使われて遥か遠くに感じた」 

 

後に米倉会長は「あれで警戒された。ミスだったな」と愚痴をこぼしたとのこと。 

 

ロペスは 

「「あのパンチは足にきた。とにかくパンチ力があった。だから距離をとって足を使ったんだ」 

確かにあの後、ロペスは警戒し、足を使い実に慎重な戦法を取り始めた。 

 

自分も聞きたかった質問が大橋から出た。 

 

ロペスが多用した左ボディジャブの理由。 

「あれで探りを入れて上を狙ったのでしょうか?(大橋)」 
 

「ボディを打ったときにああいうアクション(大きい動作のパーリング)をした。試合映像も見て、あのアクションがあるのがわかっていたので狙っていた」とロペスは明かした。 

 

後年激闘型のイメージも有るが、本来大橋は上体の柔らかさ、目の良さを活かした防御技術は素晴らしかった。 

 

良く動く上体に比べ、ボディーは・・・の論でボディージャブを放ち、フィニッシュのパンチに繋げたとまでは感じていたが、(防御技術が優れていたが故の)例の癖まで計算づくだったとは流石ロペスだ。 

 

「大橋さんとの試合で人生が変わった」というロペスは大橋愛弟子の怪物評にまで及ぶ。 

 

「井上さんは本当に偉大なチャンピオンだ。強くてパワーもあって速い。技術的にも凄いチャンプだ。日本だけでなく世界で一番凄いチャンプだと思う。メキシコでも評価が高い」 

 

もし井上尚弥と戦えば?という無茶ぶりにも真摯に答えるロペス。 

 
「井上は偉大なので、勝つのは難しい」とサービストーク!? 

 

大橋会長は夢の対決を実に具体的なシュミレーション。 

 

「ロペスのフットワークにパンチを避けながら、いかに左右にも動いて追いつめるか。昔、ボクシングのDVD教材の撮影で尚弥とマスボクシングをやったことが有るのだけど、横のフットワークを使うので、どっかで見たことがあるな、リカルド・ロペスと同じだと思った。(その横のフットワークも利用して)ロペスを追い込む。左がいいので左を外しながらね。またロペスは接近戦を嫌がる傾向もあった。そこを強引にいってボディから攻めればいけると思う」 

 

前人未到ミニマムで21回連続防衛。二階級制覇も果たし無敗でリングを去ったロペス。 

 

成功の秘訣を問われ、 

 

「21回も防衛ができたのは、お金のためじゃなく、自分の名誉のためだった。ほとんどのボクサーは成功すると、薬物やアルコールに手を出すが、私は、そんなことはしないように気をつけた。それで成功した。お金と名誉を手に入れると人間はおかしくなる。だが私は神様に祈りながら自分を律した」 

 

現在は複数階級がトレンドで一つのクラスに留まり21回も防衛する軽量級ボクサーなど皆無。 

 

余程節制を重ね且つボクシングの怖さを知っていたからこその大記録だ。 

 

本当に素晴らしいイベントを開催してくれた大橋会長に感謝。 

 

イベント自体は試合チケット付きとはいえ5.5万円と高額だったが、この金額でのイベント自体は利益など出ない大幅な持ち出しであることは明白。 

ロペスと夫人往復渡航、宿泊、ギャラ。小泉氏&坂井謝礼、会場費用他 

 

大橋会長の業界への還元姿勢は半端ではない。 

 

結局最後日本で原田&ジョフレ対面ならずだったが、大橋&ロペスが実現したことは本当に胸が熱くなる。 

 

高額云々は参加した方々なら述べても良いが、外野は黙っておけという話。 

 

参加された方々で高いと思われた方は皆無だろう。 

 

また実はロペス戦は「選択試合」であったが、あえて前評判の高い最強の挑戦者を選んだという秘話も明かした。 

 

このヨネクライズム(柴田VSサルディバル、G石松VSデュラン、ラグナ、ゴンサレス、ブキャナン他)が大橋ジムにも継承され八重樫のロマゴン挑戦、井上尚弥の圧巻ロードがあるのだろう。 

ありがとう大橋会長&リカルド・ロペス。 

 

また参加された方々お疲れさまでした。