米国ネバダ州ラスベガスTモバイルアリーナで行われた 

 

WBA、WBC、WBO世界スーパーミドル級タイトルマッチ 

 

カネロ・アルバレスVSエドガー・ベルランガ 

 

1R、ベルランガやはり大きいが、カネロの胸板の厚さも相変わらず。 

両者右ガードを固めて左ジャブ。 

カネロジャブから左フックを回し更にジャブ。 

カネロ積極的に右上下更に左下と早くもペース握る。 

 

10-9カネロ 

 

2R、カネロ大きなパンチの後にコンパクトパンチ。 

また例の如く軌道が読めないパンチで上下。 

のらりくらり動き、素早いパンチのカネロ。 

マウントを取られたベルランガは手が出ない。 

 

10-9カネロ 

 

3R、カネロはじっくりとプレッシャーでベルランガを後退させる。 

そして見事なタイミングで左フックを当てダウンを奪うと一気に決めにかかる。 

右アッパーに左ロシアンフックなどかなり激しい攻撃もベルランガは耐える。 

 

10-8カネロ 

 

4R、ブロッキング姿勢でじわじわ出るカネロ。 

左ジャブも中から正確に入れる。フェイントも駆使し上質且つ慎重な攻め。 

 

10-9カネロ 

 

5R、クリンチ際の攻防後、カネロ怒りの攻撃を見せる。 

カネロあえて大振りパンチを出すが、その後コンパクトアッパーへの布石。 

 

10-9カネロ 

 

6R、プレッシャーをかけるカネロへベルランガもパンチ交換に応じる。 

但しこの展開でもカネロの正確さが上回る。 

 

10-9カネロ 

 

7R、ベルランガ左ジャブでカネロを入れない戦法に対しカネロも手数を押さえたラウンド。 

 

10-9ベルランガ 

 

8R、ベルランガ右オーバーハンド。 

また広いスタンスとジャブでカネロを「さばく」が、中盤~カネロに詰められ削られる。 

 

10-9カネロ 

 

9R、カネロこの回は余り手数を出さないが、要所で削る。 

ベルランガもうまく右ひじでボディーブローを防ぐ。 

 

10-9カネロ 

 

10R、カネロややルーズガードで動きの中からパンチ。

ベルランガはこのスタイルを見てしまい手が出ない。 

カネロの左右ロシアンやアッパーを食らうが、ベルランガはタフ。

終了ゴングを聞き間違えたカネロはベルランガのパンチを受けてしまいエキサイト。 

 

10-9カネロ

 

11R、ロングレンジの打ち合いが始まる。 

このシーンではベルランガのパンチも機能するが、スピードと正確さでカネロ。 

ベルランガも負けずにロシアンフック出すが、スタミナ残量の差があり、後半はカネロが攻め、ゴング前には青コーナーに詰まったベルランガへワンツーをヒット。 

 

10-9カネロ 

 

12R、出て来るベルランガに強いジャブとフィジカルで対抗するカネロ。 

ベルランガがリターンを狙うとすかさずフェイントで揺さぶるカネロ。 

冷静だ。 

ベルランガ右打ち下ろしや最終回という事で攻撃全開放・・・。 

仕掛けるのが遅いわ。 

 

10-9ベルランガ。 

発表された採点は117-110、118-109X2名の3-0でカネロの完勝(自分のTV採点は118-109) 

 

試合終了後、かなりの時間を使い、カネロはベルランガに語りかけていた様に敗者に才能がある事は間違いないが、若者らしく前半から攻めなくては試合は動かない。 

 

メキシコVSプエルトリコ 

 

サンチェスVSゴメス、チャベスVSロサリオなどの様に激しい試合を期待したが、ベルランガに覚悟を感じることは出来なかった。 

 

一方カネロは気持ちも出ており、依然PFPトップクラスの実力者であることを証明した。 

 

この技巧とフィジカルを打ち破れる選手はいない。

 

 大穴ではララの塩漬け戦法だが、ラスベガスでララの手が上がる事はないだろう。