3日ドヘニーを7RTKOを下し自身の持つ4団体王座防衛に成功した井上尚弥。
ドヘニーの「腰痛」によるギブアップと唐突なエンディングだったが、プランニングと出来自体は悪くなかった井上の完勝だった。
ネリ戦での不覚のダウンがドヘニー戦の無欠スタイルにつながった。
近い将来のフェザー級転向時にも自身のスピード、ポジショニングを活かした井上なら大いに期待が出来る。
井上自身もボヤいたように「守備、守備に回る相手」との対峙は正直楽しくなかったとのこと。
短期決戦を挑むと思われたドヘニーだが、開始から懐深く構えるサウスポースタイルで井上の強打を徹底的に拒否。
これを崩すのは井上と言えども苦労する。
あえてロープを背負い相手に攻めさせるなど錯誤の挙句、相手にポイントが流れるという屈辱のラウンドもあった。
自分も懐疑的ながら3R、4Rとドヘニーに振り分けたが、公式採点でも3R、4Rは二人のジャッジがドヘニーへポイントを与えていた事には軽く驚いた。
今後海外でムロジョンと対決することが有る際には、十分留意したい。
論議を呼んだドヘニーの鬼増量(11kg)の前に霞んでしまったが、井上も何とキャリア最重量の62.7kg(7Kg増量)でリングへ上がった。
防御に回っていたドヘニー相手にハイライトされたことは致しかたないが、力みからややスピード感に欠けた面も??
ただこれはあら捜しのレベルで、いずれ乗り込むフェザー級への良いデモとなった。
次回はそこまで戻さずにグッドマンと対峙するのが吉。
海外報道では今回の井上の報酬が650万ドル(9.4億円)ドヘニーが80万ドル(1.2億円)とのこと。
流石に懐疑的だが夢が有る悪くないニュース。
試合後、ボブ・アラムが来年米国ラスベガスでのビッグマッチを示唆。
ここは報酬が目減りしようが、是非米国リングへ上がるべき。
その気になれば日本拳闘史上最大級の対決(VS中谷潤人)でいくらでも稼げる。
最後にドヘニー戦のエンディング故に一部に井上の出来に様々な声も有ろうが、会場で観た井上の出来自体は悪くなかったし、無傷で試合を終えたことは、タイトスケジュールの王者にとり何よりだ。
現在はドヘニー戦や他カードの動画視聴をいつも通り避けているが、数か月先のWOWOW放映で自分が観た感じの正しさを再認識したい。







