パリ五輪男子ボクシングで7階級の内、5階級を乱獲したウズベキスタン。 

 

間違いなく現在のアマボクシング界ではトップ。 

 

わが日本ボクシング連盟も同国出身のコーチを招聘。方向性は正解だ(山根氏の良い遺産) 

 

現在ウズベキスタンが生んだプロの世界王者は、計4名 

アルツール・グレゴリアン(WBO-L) 

ルスラン・チャガエフ(WBA-H) 

ムロジョン・アフマダリエフ(WBA-IBF-SB) 

イスラエル・マドリモフ(WBA-SW) 

 

旧共産圏としてプロスポーツの歴史が短いとはいえ、同国のスペックからすると少ない。 

 

推測が混じるが如何が理由? 

 

①ボクシングは国民的スポーツなのでアマ世界王者でも国民的ヒーローの座に就いている。

更なる名声へのモチベがさほど高くない。 

②アマエリートの報酬。報奨金、年金制度は不明だが、基本国が豊か。天然ガス始め企業からのバックアップが豊富? 

例の「て」とか・・・。 

 

③プロでは今一つアピールしないスタイル? 

現在ムロジョン・アフマダリエフなどはメジャープロモーター(マッチルーム)と契約しているが、基本強いフィジカルベースとマニア向けの技術で競り勝つウズベキスタンボクサーはプロとしてのアピールポイントには欠けると各プロモーターから見られているのかな? 

 

また対戦相手からもハイリスクローリターンの存在だろう(クロフォードと対決したイスラエル・マドリモフが好例) 

井上尚弥にとってもムロジョンは同様の存在だ。 好んでマッチメイクするプロモーターは少なかろう。

 

④国内のプロ組織団体が脆弱?基本プロ活動は海外リング主戦。 

アフマダリエフも自国リングは岩佐戦の一度のみ。 

諸々の豊かな生活を捨て海外での活動に意義を見出さない国民性? 

 

もしウズベキスタンボクサーのスペックにアラブマネーが気が付き、乱獲&投資でもすれば、中からゴロフキンの様なスーパー王者が生まれるのは間違いない。

 

五輪二連覇でようやくプロに軸足移すジャロロフやプロ転向は未定だが、ムイディンジャエフなど恐ろしい存在になりそうだ。