米国ネバダ州ラスベガスにて行われた
WBA世界ライト級タイトルマッチ
ジャーボンテイ・デービスVSフランク・マーティン
デービスは入場冒頭に「ゴーストバスターズ」をかけ、陣営も同Tシャツを着用。
1R、デービスはハイガードでプレッシャーをかけスタート。
これは通常スタイルで相手の力量リサーチも兼ねている。
マーティンは早い動きからリターンの左。更に左下を入れ、手数を出さない王者からポイントを奪う。マーティンは調子が良いが・・・。
10-9マーティン
2R、マーティンは重心下げ、必要以上に下がらない気概を見せる。
左右の動きは早く、正にゴースト。
デービスは左下ヒットから攻めていく、あえて見せる右スイングと後半はデービスだが、マーティンに付ける。
10-9マーティン
3R、デービスはミドルレンジに位置取りし、左右強打。
マーティンはやや弱気?
デービスは右ガード下げ、追っていく。
デービスの左カウンター入るが、マーティンも印象的な逆ワンツー。
10-9マーティン(割れるかな?)
4R、ガードの上から浅いコンビで左右へ動くマーティン。
デービスは左→右下。
またビッグパンチを撒き餌にしている?
動くマーティンのボディを狙うデービス。
10-9デービス
5R、マーティンはステップ、位置取り、ディフェンスに集中。
デービスのガードの上から浅いコンビ。
デービスは大振りもあえて見せており、動くマーティンにボディーを入れる。
デービスは左下狙い。
また勘が良いマーティンへフェイントをかけ追い込んでいく。
10-9デービス
6R、デービスは右手を下げ、上体動かし攻め入る。
マーティンのコンビは浅く、デービスの一発で流れが止まる。
マーティンの弱気が顔を出す。
10-9デービス
7R、追っていくデービス左ボディーカウンターから詰めていく。
マーティンも打ち返すが、パワー差が出てデービス攻勢の流れを変えられない。
ロープを背にする時間が多くなるマーティン、左カウンター一発入れたが、デービスのラウンド。
10-9デービス
8R、デービスは余裕が出てきている。
マーティンも速いパンチ出して動くが、コーナーに詰まり、デービスのワイルドなパンチに防戦一方。
最後は左アッパーから左ストレートを打ち抜かれ、10カウント(8R1:29KO)
持ち前のスピードと技術でデービス狩りを目論んだマーティン。
序盤は様子見のデービス相手にラウンドを抑えたが、やはり最後はデービスの一発に沈んだ。
最近のデービスの戦法とマーティンの打たれ脆さから予想できた展開だった。
これで30勝(28KO)とレコードを伸ばしたデービス。
ライト級近辺にはヘイニー、シャクール、ロマチェンコそして明日の王者キーション・デービス、アンディ・クルスらがいる激戦区。
デービスのモチベ維持の為にもビッグネームとの対戦は不可欠。
但しロマチェンコは王者のままグローブを吊るして欲しい(偉大なる選手に敬意を払わない様は見たくない)