ボクシング・ビート最新号(2024年6月号)
表紙は井上尚弥VSルイス・ネリの決着シーン。
良い敗者ネリと井上の残酷なまでのコントラスト。
【井上尚弥VSルイス・ネリ】
とにかく各カットの井上の表情が凄い。
井上のすべてを引き出してくれたネリに感謝だ。
【那須川天心の魅力】
やはり日頃考えている選手は強い。
次戦はジェイソン・モロニー戦?
帝拳も強気だな。モチベが落ちた?とはいえモロニーは強敵だ。
この相手を完封でもすれば、世界は更に近づく。
【東京ドーム世界戦】
ユーリ阿久井政悟、井上拓真、武居由樹。
この中でのMVPは拓真。
2R~技巧派石田に何もさせなかったのは拓真が世界レベルの技術を有している証。
【誌上博物館】
東洋チャンピオンクラブの面々。
当時の東洋王者の国内知名度は今の世界王者よりも上。
正にスポーツヒーローだった。
40年前、品川の友人宅近くの家の表札に「辰巳八郎」の文字が!
当時の東洋王者は余裕で?都内に家が買えたというだろう。
【今里光男、島袋忠司、高橋直人対談】
YOUTUBE
「今里光男ボクシングちゃんねる」を見ながら涙腺が・・・。
とにかく全てが懐かしい。
三つ巴戦、全て生観戦した自分は、この対談は何度読んでも面白い。
島袋と高橋は当時日本で一番と二番目に厳しかった会長(磯上の師匠は別格。殿堂入り)の下で研鑽を積んだ。
この三人。現代なら必ず世界戦のリングへ上がっていただろう。
【あのボクサーは今】
元WBA世界ジュニアフライ級王者・金煥珍(韓国)
渡嘉敷に大差判定負けで王座を明け渡した為、評価が低いがタフな選手だった。
確かに再戦の時も試合後「渡嘉敷を打った打った」と勝利を口にしていたが、これはボクサーあるある 😜
生涯敗戦は渡嘉敷戦の2敗のみ。
元気そうで良かった!
【芹江匡晋】
芹江はジム経営者だったのか。
「井上尚弥は打たれ脆い」とか不当判定敗戦京口への辛口指摘は「ちょっと何言っているかわからない」
また元同門のTBPプロモーターとのシニカル応酬は、拳闘ファンとしては楽しくはない。
ただこのようなインフラを設営してくれることは大歓迎。
是非北関東を盛り上げて欲しいな。
【訃報】
三迫正廣氏:まだ72歳と若いのに。
師のボクシングはスポーツライクで何か飄々としたイメージ。
スパーリングパートナーを務めた「炎の男」とは対照的だったが、それがまた良かった。
ディンガン・トベラ氏:ナザロフに王座を明け渡したが、トベラ氏は間違いなく強かった。
無冠となって7年後に5階級上のスーパーミドル級王座に就いた奇跡の男。
カルパンティエを思わす異名「ソウエトの薔薇」がこの上なくカッコ良い。
三迫正廣氏、ディンガン・トベラ氏のご冥福をお祈り申し上げます。