エストラーダ戦を熱望し独自路線を歩んでいる井岡一翔。 

 

彼のモチベはそこ一点と思われるが、エストラーダが選んだのは、若き俊才ジェシー・ロドリゲス。 

6月23日米国アリゾナ州フェニックスでの対戦が決まった。

 

やはり米国で両者の知名度は段違い。 

 

新興のAbemaTVより老舗の帝拳プロモーションの方が数段上の交渉力を発揮したという形。 

 

単に試合報酬だけの問題ではないという事。 

 

井岡には悪いが、この「新旧対決」は実に興味深く、カード的魅力という観点では、エストラーダVS井岡よりも上だ。 

 

この対戦決定の報を知り、フライでも戦うロドリゲスには、エストラーダのパワー、フィジカルは荷が重いというのが正直な感想だが、自分が勝負予想の際に重んじる「勢い」は明日のスターロドリゲスが明らかに上。 

 

スピード、動き、目に映る技術はロドリゲスが上回り、パワー、フィジカル、スタミナ、キャリアではエストラーダが凌駕している。 

 

恐らく掛け率的にはエストラーダ有利と出るだろうが、我々は過去に新鋭が古豪を打ち破る交代劇を何度も目にしている。 

 

2023年一度もリングへ上がらなかったエストラーダ。 

 

ブランク明け初戦でロドリゲス相手とは思いきった選択だ。 

 

ところで井岡一翔はどこへ行く。 

 

大麻疑惑問題で国内路線でも手詰り感は否めない。 

 

田中との統一戦もモチベが上がらず、淡々と防衛戦をこなしリタイアという悲しい流れとなってしまいそうだ。 

 

次戦はゴールデンボーイの秘蔵っ子ジョン・ラミレス(米国)相手との防衛戦? 

 

これも構図的には「新旧交代」 

 

何とも複雑な目で見つめる試合となりそうだ。