興奮冷めやらぬ力石政法奇跡の逆転劇。
この勝利の影の立役者として亀田興毅プロモーターを挙げたい。
試合前のリングチェックで自らメジャーでリングサイズを測定。
WBC既定の18フィート(5.48m)に足らぬとみると現地プロモーター(マグネッシの奥さん)にWBCルールを基に抗議。
見事既定のサイズまで「拡張」に成功。
見た感じそれでも狭いリングだったが、広さ変更の旨は力石にも伝えられ、精神的にかなりのアドバンテージとなった。
今や昔かも知れないが、事なかれ主義、海外で委縮する日本人にあって亀田興毅の様な突破力はボクシングビジネスにとり必須条件。
例の重岡銀次朗バッティング発生の際の抗議(VAR要請)や重岡優大に急遽暫定王座戦をセッティングするなど力量は認めるべき。
その昔はタフネゴシエーターといえば米倉健司会長や金平正紀会長。
米倉会長は海外試合の際、直前まで試合報酬が払われていない状況に猛抗議。
報酬入金確認ないままでは選手をリングに上げさせないと相手プロモーターとやり合い、無事戦利品と共に選手を送り出した。
金平会長も昔タイ国で痛い目に遭ってから変貌を遂げ、世界戦ルールミィーティングから戦いを仕掛け、相手を揺さぶり主導権を握っていた。
選手は自分の為に他の人間が動くことに意気に感じ、スペック以上の力を発揮する。
現在ウェイト問題、団体数増加でルールも複雑化しており、様々なケースに直面すると思われるボクシングビジネス。
今回敵地で戦う事となった力石、心中複雑な思いが生じただろうが、またプロモーターと心を通わせ来るべき大一番へ挑んで欲しい。
狙うべく王者(オシャッキー・フォスター)はトップランク契約か・・・。
新興プロモーターにとり、問題山積だろうが、何とか力石の頑張りに応えて欲しい。
それにしてもパナマ人レフェリー(エクトール・アフー)の地元寄り前回のレフェリングは醜かった。サスペンドものだ。
井上VSフルトン見る様に技術は有るはずだが、事故につながりかねない危険なレフェリング。
このことについても言及して欲しいものだ。
勿論一番は兄をはじめ、チームの力!