帰宅後、結果封印して視聴 

 

イタリアで行われた「WBC世界スーパーフェザー級シルバー王座タイトルマッチ(次期挑戦者決定戦)」 

マイケル・マグネッシ(イタリア)VS力石政法(LUSH緑)

 

試合前、亀田プロモーター抗議によりロープ間距離4.9mから規定最低ラインの5.5mへ変更したとの事だが、実に狭いリング。 

 

マグネッシ陣営の用意した檻へ兄矢吹を伴い力石登場。 

 

ゼロ戦カラーのガウンの背中に日の丸。 

 

格好良いな。 

 

次いでシルバー王者マグネッシ登場。 

 

「一匹狼」の異名を持つとあって狼の面をかぶり、2匹の狼迄登場させる。 

 

動物愛護団体から抗議レベルの入場シーン。 

 

1R、 身長差10cmとかなりのコントラスト。 

力石前の手を早く使い繋げる左にキレも有るが、マグネッシは右フックヒットから更に右を当て、接近戦に持ち込む。 

フックの後に効果的なストレート。 

力石も打ち合うしかないパターンとなってしまう。 

後半30は力石もパンチ当てるが、マグネッシのラウンド。 

マグネッシの頭が気になる。 

 

10-9マグネッシ 

 

2R、マグネッシスタートから右当て前へ。 

力石左当てるが、身体起こされておりマグネッシは止まらない。 

力石右で回してサイドへ。続けたいが圧が強い。 

力石逆ワンツーから追撃打ヒット。 

ややマグネッシ効いたが、ごまかし前へ。 

マグネッシはホームの為、バッティングに遠慮がない。 

力石右カウンターや左もカウンター入れ、得意のアッパーも繰り出すが、恐らくポイントはマグネッシへ。 

 

10-9マグネッシ 

 

3R、力石やや距離取り右。 

左下カウンターから上当てるが、マグネッシも手数出しペース渡さない。 

力石ボディーも見せ、これは効果的。 

右フックカウンターから右と技術では上回る。 

マグネッシも左へスイッチするなど少し圧が弱まる。 

力石好打から初めて前へ出る。 

マグネッシは下がれば弱そう。 

 

10-9力石 

 

4R、力石序盤は右ついて距離。 

自分の距離から入ってくるマグネッシへ左カウンター。 

ただマグネッシの左フックが入り、足に来てしまう。 

更に右フックを当て好機をつかむマグネッシも思ったより出られない。 

力石のカウンターも有るし、自身の疲れも垣間見える。 

力石右を出す為だが、マグネッシの左フックを食らうシーンが増えている。 

10-9マグネッシ

 

5R、力石右と足で自身距離での時間が多くなる。 

マグネッシは左フック狙いも圧は弱まる。 

但し力石も明白なポイントは・・・。 

相手ホームだけに終盤印象点稼がないと。 

 

10-9マグネッシ 

 

6R、(公開採点を聴いて)マグネッシ元気回復。 

鼻血を出している力石を追いまくる。 

力石も脚動かし、パンチタイミング悪くないが、マグネッシが止まらない。 

 

10-9マグネッシ 

 

7R、力石右と足。ミドルレンジからストレート飛ばす。 

悪くないが大量リードのマグネッシは余裕がある。 

アッパーヒットの力石。前へ出れば逆転の目が有るのだが・・・。 

ロングレンジから飛び込んでの右から攻め入る力石。 

左下も入れ、ポイントを奪う。 

 

10-9力石 

 

8R、力石意識してパワーよりもスピード。 

動きも良く相対的にスピードで上回る。 

マグネッシ左グローブテープ剥がれ。 

セコンドもタップり時間かけ修復。 

 

10-9力石 

 

9R、前のラウンドをセーブしたマグネッシがまたもアグレッシブに。 

序盤に右入れペース掴み、シフトして右放つなど冷静さも有る。 

力石の左も入るが、タフなマグネッシに止まる素振りがない。 

 

10-9マグネッシ 

 

10R、ドクターが力石をチェックするが開始。 

力石ステップもマグネッシが差し込み追い続ける。

マグネッシペースもラスト30力石がヒットから仕掛け、激しいブロー交換。

サウスポー力石のパンチが中から入り、絶好のシーン魅せるがゴング。 

 

10-9力石 

 

11R、力石明らかにテンション上げる。 

スローダウンし下がるマグネッシに攻勢かけ逆転KOのチャンス掴むが、マグネッシも防御に専念。 

変なタイミングと急所にパンチ受けないことに専念。何とか生き延びるが、ダメージは確実にある! 

 

10-9力石 

 

12R、開始マグネッシは抱き合いスタートの時間稼ぎ。 

力石ピーキーに動く。ストレート見せておいて右フックで痛烈なダウンを奪う。 

スリップアピールも完全に効いているマグネッシ。 

立ち上がったマグネッシへ一気に仕掛ける力石。 

連打の中、主審は謎の後頭部注意でインターバル。 

かまわず出る力石の左ストレートでマグネッシは後方に飛ぶダウン。 

続行後、力石は冷静にタイミングと自身フォームと向き合いコンビ。 

コーナーに詰め連打。 

主審は意地でも止めない。クソレフェリー。 

哀れマグネッシはブレイク直後倒れる。 

主審が様子を見て再開。 

ロープに詰まり力石のパンチを浴び、打ち抜かれ崩れ落ちるまで至っても止めない 

危険なシーン・・・。 

ようやく主審のストップが入る。 

正に日本拳闘史に残る敵地での大逆転KO! 

 

不覚にも涙が出てしまった。 

 

完全なドアウェーで数々の相手側のトラップの中、見事!! 

 

観戦直後の興奮での意見でなく間違いなく現時点での「年間最高試合」 

 

相手のマグネッシも「強く」戦略通り勝利に向け着実に歩みを進めていただけにドラマ性が際立つ凄い試合だった。

 

ただその裏でこのパナマ人主審をWBCはサスペンドすべき。

 

イタリア開催で想定も出来たが、激闘に水を差す危険極まりないレフェリング。 

 

事故が起きなくて本当に良かった。 

 

3150FIGHT&ABEMATVは力石の大激闘に応え、最高のステージを用意して欲しい。 

 

本当に感動的な試合だった。 

 

天晴!力石政法!自分の予想は大外れ!こんな事は大歓迎!

 

待望の中量級スターの誕生だ。