現在9人の世界王者を有している日本拳闘界。
先日、阿部麗也がNYで敗れ日本人ボクサー世界戦の連勝が「12」で止まったが、連勝12って・・・。
暗黒の時代(世界挑戦21試合失敗)を知っている自分にとり想像の域を超える数。
12連勝の内、KO勝利は半数の6を記録。
日本人ボクサーはKO勝利どころかダウンを取ることもままならない時が有った(畑山のみがKOやダウンを記録していた時期)ことを思うと日本人ボクサーが世界戦で倒せる時代に入ってことも胸熱い。
ただ前回の敗戦を調べてみると昨年7月25日、清水聡がロベイシー・ラミレスの持つWBO世界フェザー級王座に挑んだ一戦。
(次戦メインの井上尚弥がフルトンを倒した試合から12連勝が始まった)
そうかフェザー級戦で負け連勝スタートし、フェザー級で連勝が止まったのか・・・。
当然の如く9人の日本人世界王者の内、井上尚弥のスーパーバンタム級が「最重量級」でそれ以上のクラスに日本人世界王者はいない。
フェザー級以上で世界王者候補というと井上尚弥は別格と考えて。
堤駿斗を一番手として次に続くのが尾川、力石、平岡辺り(個人的には藤田健児推し)になるのだろうが、切り札的存在は皆無。(穴階級のブリッジャー級狙いの但馬は別カテゴリーとして考えたい)
拳闘界更なる隆盛には中、重量級世界王者誕生は必須。
続々とプロ入りしたアマ軍団。
最重量級の荒本一秀が狙うのは難攻不落、怪物揃いのミドル級だが、叩き上げの竹原慎二や金メダリスト村田諒太らは未踏の頂へ登り詰めた。
日本人でも決して不可能でないことは、偉大なる先人が証明している。
是非中、重量級王者が誕生し、体躯の良いキッズボクサー達にインパクトを与えて欲しいものだ。