3月22日イタリア・ローマで 「WBC世界スーパーフェザー級シルバー王座タイトルマッチ(WBC同級王座挑戦者決定戦)」へ挑む力石政法。 

 

出発前にスタッフの段取りの悪さに対し、SNS上で弾劾していた力石は、今回敵地での対戦になった理由として相手側報酬の13万ドル(約1940万円)の用意が出来なかったと明け透け。 

 

ナーバスな気持ちも解かるが、リアルタイムで読まされる拳闘ファンは辛いな。 

 

昨年の重岡兄弟世界戦報酬支払遅れの件もそうだが、直接当事者に連絡を取るべき。 

 

確かにXなどで呟けば事は動くのだろうが、読んで愉快になる人間はいない。 

 

暗黙のルールも解からないボクサーを支援する酔狂なプロモータもいない。 

 

やはり愛すべき人間にならないと周囲のサポートは受けられない。 

 

どの世界でも一緒。 

紆余曲折の末ペテ・アポリナル(比国)等とスパーを重ね、イタリアへと飛び立った力石。 

 

対戦相手のマイケル・マグネッシ(イタリア) 

 

頑丈で硬いガードで肉薄してくるが、パンチの切れは然程感じない。 

 

その為、日本国内では力石勝利の声が多い。 

 

自分も力石の方がボクサーとして優れているとは思う。 

 

ただあのイタリアの狭いリングでフィジカルで押しまくるマグネッシを捌けるかというと実に困難な工程が予想される。 

 

以前も書いたが、ある意味世界戦よりも困難とも言える敵地での一戦。 

 

力石は世界レベルのスペックを有し、スター性も有るので期待しているが、予想となるとマグネッシが押しまくる展開が続き、判定でマグネッシの手が挙がるとみる。 

 

敵地で勝つには一発必倒の強打が必要。 

 

力石の角度付きのパンチにその可能性は秘められているのだが、同クラスの先輩上原、三浦、尾川らと違い一発のパワーよりキレとタイミングで倒すタイプ。


前半にペースを取らないと決定打を打ち込める機会が目減りしていく。


クレバーでハートも強い力石。敵地に臆せず全てをかけ前半から攻勢をかけたい。

 

現在のスーパーフェザー級に絶対王者は存在しない。 またとない好機が到来している。

 

何とか世界挑戦へ漕ぎつけて欲しい。 

※素晴らしい事にこの試合はAbemaTVで生配信されるとの事!残念ながら自分は出勤日…。情報遮断して帰宅後観よう。