無冠ながらも未だ世界トップクラスの実力がある孤高の戦士ロマチェンコ。 

 

テオフィモ、へイニー戦と世界戦では惜敗が続き、一部では衰えによる 階級の壁云々の声が出ているが、外野の意見を一掃する機会が訪れた。 

5月12日空位のIBF世界ライト級王座を1位ジョージ・カンボソスjrと争う事となった(豪州・パースRACアリーナ)。

 

ロマチェンコは同じく空位のWBO王座決定戦へ進む権利(1位)も有していたが、2位に同国人のデニス・ベリンチクがいるので、ここはIBF決定戦を選択した。 

 

ロマチェンコはIBF規約にマッチしている。 

 

言わずもがな当日計量。 

 

フェザーから上げてきたロマチェンコに大幅なリカバリーは不要。 

 

むしろ害となる。 

 

ただ相手は軒並み鬼増量。 

 

あのスリムなヘイニーですら大幅リカバリーでロマチェンコと対峙し、要所でアドバンテージを感じさせていた。 

 

さてカンボソスとの対決は? 

 

カードとしては好戦的なカンボソスとロマチェンコの対戦は面白い。

 

地元と有りカンボソスの炎はさらに燃え上がるだろう。 

 

ただカンボソスが得意とする距離には入れない。 

 

全盛期を過ぎたことは認めるし、当日のコンディションに一抹の不安も有るが、ロマチェンコがカンボソスを空転させ、再び世界王座に就く試合。 

 

未だ戦火に見まわれる母国に世界のベルトを見せて欲しい。 

 

頑張れウクライナ!ロマチェンコ!