先日のシャクール・スティーブンソン「引退騒動」 

 

各メディアでは発言を額面通りに受け取らずに懐疑的。 

 

恐らく発言撤回か早々に「カムバック」すると思われる。 

 

まぁファイター達の内面は繊細だ。理解したい。 

 

ボクサーの引退は角界、野球界と違いグレーゾーンが存在する。 

 

とくにコミッションに「引退届け」などを出さない諸外国では猶更。 

 

JBCでも引退届提出後、再起をする選手もおり個人競技の特性を表している。 

 

我国でスターボクサーの突然の引退や表明で思い出されるのは? 

 

矢尾板貞雄。世界フライ級1位まで登り詰め、ポーン・キングピッチ挑戦が内定しながらも突如の引退。 

謎に包まれたこの引退は、数年後「会長との軋轢(人格否定)」と矢尾板氏が重い口を開いた。 

 

当時はジム移籍などままならない時代。 

 

徒弟制度も強く選手に選択権がなかった。 

 

この引退で代役F原田が19歳で世界王座戴冠。 

 

一躍時代の兆児となり文字通り日本拳闘界の歴史を変えた。 

 

矢尾板がそのままポーンへ挑んでいたら・・・拳闘史はどうなっていただろう。 

 

その他のケースは思いつくままに。 

 

【畑山隆則】

ラクバ・シンに痛烈なKO負けで世界王座を失った直後、引退表明しタレントへ転身したが、1年後いきなり1階級上のライト級で世界王座に返り咲き、第二期黄金時代を築いた。 

 

近年、最も驚かせた引退表明が【新井田豊】 

 

プロ17戦目で初の世界王座に就いたが、直後に突然の引退。王座を返上した。 

 

22歳無敗の世界王者のこの行動は世界でも類を見ないケースだった。 

 

約2年後復帰即世界戦はジムの先輩畑山と同様だったが、王座獲得ならず。 

 

1年後、アランブレットとの再戦を制し王座復帰。 

 

【赤井英和】

世界戦敗退後も人気が衰えずに再起ロードを歩んでいた赤井もジムに引退届を出し「失踪」したことがある。 

 

報酬面含めたジムとの軋轢。 

 

翻意しジムへ戻ったが、一度壊れた関係の修復は厳しかった。 

 

我が国に顕著なケースにキャリア初の敗北でリングを去る世界王者が多い(具志堅、工藤、鬼塚ら)が、彼らのケースは「突如の引退」とは違うケースであることを付け加えさせていただく。