先日の大阪エディオンアリーナ興行 

 

他カードも 

 

那須川天心VSルイス・ロブレス(メキシコ) 

 

那須川のプロ3戦目の相手は、WBA,WBO世界バンタム級14位のルイス・ロブレス。 

 

ナチョ・ベルスタイン門下の選手だが、ナチョは「体調不良」とのことでセコンドに就かず。 

 

1R、スタートから那須川はスピードで上回り、前の手の使い方、また上下に突き刺す左ストレートは的確且つ速い。 

 

モーションが少なく顔面とボディーへ左を放つ際のフォームもほぼ同じ! 

 

ロブレスは那須川のパンチが上に来るか下に来るか全く判別が付いていない。 

 

10-9那須川 

 

2R、ロブレスも意地で前へ出てくる。 

 

柔らかい身体を利したパンチは伸びるが、那須川のボディーで後退。 

 

逆に出るところにカウンターを貰う。 

 

那須川は1Rと同様に左を上下に突き刺す。 

 

過度に動かず静から動への動きが速い。 

 

10-9那須川 

 

3R、ロブレスはパワーレスが故、その分スタミナや耐久性に長けている感じがする。 

 

那須川は圧倒するが倒せるかな?? 

 

那須川は巧く相手を動かし、冷静に左上下。 

 

また良い右ジャブで相手のアゴを上げる。 

 

10-9那須川 

 

ロブレスが何と4Rの開始ゴングに応じない。 

 

「右足首」を痛めたとのことで、ギブアップ。 ナチョがいないとね😂

 

那須川の3R終了TKOとなった。 

尻切れトンボ的なエンディングとなったが、那須川の出来はほぼ完璧だった。 

 

あの静から動への動き、抜群の距離感、目の良さはピカ一。 

 

個人的にはKOに拘らずに「アンタッチャブル」スタイルを構築して欲しい。 

 

これで国際式3連勝。キック、総合を含め50連勝とのこと。 

 

来年?挑む世界バンタム級王座。 

 

同門村田昴との出世争いもモチベとなりそう。 

 

 

 

辰吉寿以輝VS与那覇勇気 

 

発表された採点は2-0だったが、辰吉の完勝だった。 ※自分は79-73(4Rも辰吉が逆転。与那覇は6Rのみ)

 

辰吉は熱いハートの中にも冷静さを持ち続け、繰り出すパンチは実にコンパクト。 

 

ワイルドに振り回す与那覇を削り続けた。 

 

左ジャブの意識も高く、実に丁寧に戦うスタイルだった。 

 

確かに手打ち気味だが、故に速いパンチ。

 

オーバーだが、ヨリボーイ・カンパスに似たスタイルだ。 

 

カンパス同様リーチが短く、懐が浅い点は気になるが、ネームバリューは抜群の辰吉。 

 

バンタム転向級戦線での奮闘に期待したい。