阿部麗也世界初挑戦が正式決定。 

 

3月2日米国ニューヨークでIBF世界フェザー級王者ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)へ挑む。 

※WBA世界フェザー級王座決定戦(オタベク・コルマトフVSレイモンド・フォード)もカップリングされ、配信はESPN+。 

昨年4月に古豪キコ・マルチネスを破り、堂々と権利を勝ち取った阿部。 

 

最初で最後の挑戦となるだろう。 

 

悔いなく海外リングで暴れて欲しいが、王者ロペスは阿部が得意のスタイルでもあり、苦手なスタイルでもある。 

 

ロペスは決して洗練されたスタイルではなく、武骨でマチズモ全開。 

 

敵地英国で王座奪取の離れ業後、英国が切り札コンランで取り戻しにかかった王座を右アッパー一発で砕き防衛に成功。 

 

実に勝負強く決定力が有る。 

 

高いガードから独自タイミングと軌道で硬いパンチを迷いなく繰り出す。 

 

自身見た目は関係なくアゴが上がろうが無理な体勢だろうが、強気姿勢を崩さない。 

 

前戦で阿部以上の実力を持つコンランを倒し、阿部戦も自信満々で臨んでくるロペス。 

 

あの硬い右と思い切ったスタイルはセンシティブな阿部を揺さぶり続けるだろう。 

 

ただロペスが与し易しと舐めてくれば、阿部の上質なスタイルの時間も確実に訪れる。 

 

予想は圧倒的に不利だが、阿部には悔いなく米国リングで暴れて欲しい。