デジタル媒体のみとなってしまったRING誌だが、最新号に興味深い特集記事。
「マービン・ハグラーVSロベルト・デュランを40年後に語る」
1983年11月10日に行われた
WBA、WBC、IBF世界ミドル級タイトルマッチからもう40年の月日がたった。
この特集に取り上げられるように名勝負の一つとして数えられている一戦だが、当時我が国での評価は芳しいものではなかった。
当時、ジョー小泉氏がボクシングマガジンで連載していた「海外ファイト映像のレポート」という人気コラム。
氏の感想は
「外電を読んでデュランよくやったと思ったが、映像を見てがっかり」 と記してあった。
自分も程なく米国親戚より送ってもらった映像を見た。
ジョー小泉氏はなんでこんなに辛辣なのかな?と思ったが、当時神様のような存在だった氏の言葉に若干引っ張られていたことは否めない。
このミスリードにより、日本拳闘界ではハグラーVSデュランはやや地味な存在だった。
唯一?当時現役の浜田剛史の見方は大違い。
「デュランのプレッシャーにハグラーが怖がっている」という感想を述べていた。※試合後デュラン自身もハグラーは自分のパンチを怖がっていたとコメント。
ただ当時は余りにジョー小泉氏の言葉が大きく、「浜田はデュランファンだから・・・」と周りの観戦仲間も言っていた。
現在、自分のこの試合の評価は?
デュランファンでハグラーを歴代ミドル級TOP10に入れている自分は、やはりこの試合は数年に一度見たくなる試合。
両者の高レベル技術攻防とリングサイドの面々(ハーンズ、アルゲリョ、ホームズ他)に胸が熱くなる。
ハグラー12度防衛の内、唯一の判定決着。
終了ゴングが鳴った時の両者のコントラストが忘れられない。
追い込みながら倒せなかったハグラーはデュランのタフさに呆れた所作。対し仁王立ちのデュラン。
14、15Rを取ったハグラーが判定で勝利したが、ポイントは小差で13Rまでデュランがリードしていた!
当日計量、15回戦。
世界戦に殺気が充満していた時代の戦い。
現代のスポーツライクな戦いとは異にするこの一戦は、やはり最も輝き面白かった黄金の80年代を代表する試合の一つだ。
また映像を見てみよう!
