人間国宝柳谷小三治師が逝去し、もう1年半の月日がたった。 

 

遅れてきた落語ファンの自分が間に合った数少ない名人の一人。 

 

ただ小三治の残した膨大なアーカイブやCDに日頃触れているので、不思議と寂しさはないが、喪失感はやはり大きなものがある。 

 

師の残した書物は全て買い求めたが、読んでいると小三治の言葉が下りてくるのは噺家ならでは。 

 

小三治の多趣味と造詣の深さは秀でていた。 

 

オーディオは玄人はだし。スキーやスキューバ。そしてバイクにもはまっていた。というか当時自分が小三治をTVで観ていたのは、

「噺家なのに750ccバイクを颯爽と乗りこなす」という温故知新の様な心持を感じたことではっきりと覚えている。 

 

当時は「おじいさんなのに平気かな」と感じていたが、小三治がバイクに乗っていたのは40~50歳くらいの間。

 

自分よりもはるかに若い。学生時代は噺家=老人のイメージが強すぎたという事か。 

 

小三治が残した著書に「バ・イ・ク」がある。

 

文字通り自身のバイクライフを噺家らしく抱腹絶倒に記した著。 

 

定期的に読み返すほどの「名著」? 

 

二泊三日の中京地区(岐阜~名古屋)に持参し、帰路新幹線で読書中。 

 

気になる柳家小三治の「愛車遍歴」は? 

 

ヤマハXS250スペシャル(中古23万円。1.5か月間)→ヤマハXJ650スペシャル(50万円。6か月間)→ヤマハXJ750E、ヤマハXT200(オフロード) 

このカラーリング懐かしすぎる!

 

因みにバイク仲間の車種は? 

 

土橋亭里う馬:ヤマハXS250スペシャル→ホンダVF750 

 

三遊亭圓窓:ヤマハXS250スペシャル(小三治から購入)→XV750 

 

金原亭伯楽:400cc 

 

柳家三語楼(のちの小さん):ホンダCB250RSZボルドール 

 

斉藤(バイクチーム)マネージャー:カワサキZ400GP 

 

試行錯誤でバイク技術を磨いていた小三治の著には参考になるライディングテクが沢山書かれている。 

「いかにしてハンドルにしがみつかない事」これは間違いない! 

 

また第二の故郷として愛した北海道ツーリング。 

 

自分もリアタイア後、北海道ツーリングへ行くのが夢。 

 

その為にも心身ともに鍛えなくては! 

 

小三治師匠、実に面白いバイク本を残してくれてありがとうございます。