もう大橋ジムを表彰したくなる程の投資企画
「バンタム級モンスタートーナメント」
優勝賞金1000万円のみならず試合報酬も別格。
ボクシングで稼いだ金はボクシングへ投資するという崇高な理念。
なかなか出来ることではない。
注目の予選
穴口一輝(真正)VS内構拳斗(横浜光)
真正ジムのスピードあるサウスポーというとどうしても長谷川穂積を思い浮かべてしまう。
その穴口は確かに速いパンチを有するサウスポーで横への動きも悪くはないが、やや体が硬く被弾時に不安が残る。
もっと早めに足を使えば、もう少し楽に内構を裁けたと思うが、硬いガード相手の奮闘を許してしまった。
引き分けもあり得るかと思ったが、キレのあるパンチがジャッジの支持を得た。
梅津獎利(三谷大和)VS石川春樹(RK鎌田)
梅津は旺盛なスタミナと強い精神力でアグレッシブに攻め続ける選手。
石川も抵抗したが、梅津のプレスは最後まで落ちず。
梅津の攻撃はショート主体で相手にとり嫌なパンチ。
身体も振りながらのアタックだけではなく、足と左も使い分ける選手。
穴口相手に空転の可能性もあるが、サウスポーが嫌がる戦い方ができる。
ノーマークのダークホースの出現だ。
増田陸(帝拳)VS富施郁哉(ワタナベ)
帝拳ジムの強打サウスポー増田。
同じサウスポーの富施に技術面では劣るものの、山中の左を思わせる(大和トレーナー談)という左は硬い。
またその左を活かすための右も硬く伸びる。
1R、早くもその左が炸裂、痛烈なダウンを奪う。
増田は身体が硬く、器用ではないが接近戦で左アッパーを放ったりと殺傷本能を感じさせる。
技術では上回る富施も4~6Rとリズムをつかみ、まさかの逆転の目も出てきたところだったが、最後は増田の左に捕まった。
7R、ワンツーを食らい、片膝を付きダウン。
その後の増田の攻めを何とか避難していたが、アゴに左を直撃されジ・エンド。
増田が3戦目で日本2位を倒すという殊勲を挙げた。
次戦は安定王者且つ優勝の大本命堤聖也。
サウスポー相手に強い王者だが、増田のパンチャーズチャンスにスリリングなシーンがあるかも?
パンチだけではなく声までも山中に似ている増田。山中に似たワンツーも一発有ったが、リーチを活かし、矢代義光の様なソリッドパンチで勝負したいな。
不器用だがあの強打。妙な魅力がある選手だ。
