米国ワシントンDC キャピタル ワン アリーナ。
八村塁も観戦に訪れた会場は満員。
因みにこの会場は2005年マイク・タイソンキャリア最後の試合に使用されたが、なんとボクシング興行はその時以来だという。
セミセミ
ロイマン・ビリャ(ベネズエラ)VSランディ・エリス(米国)
米国ボクシング界はビジャサナ以来マイダナなど常に荒法師を求めてきたが、このビリャもそのカテゴリーに属する選手。
下手だが旺盛な闘争心と強打で諦めずに肉薄していく。
この試合もエリスのスピードと技術に空転しながらも追い続ける。
9、10Rとビッグパンチを当てたが、11Rに倒せずエリスが逃げ切りかと思われたが、12Rに二度のダウン(左フックと連打の中で左フック→右)を奪い大逆転(2-0判定)
自分の採点では114-112でエリスだったが、この裁定には納得。
ビリャのドラマチックな逆転勝ち。
IBF王座挑戦者決定戦と銘打たれたカードだが、王者の活動は停滞気味。果たして・・・。
セミ
IBF世界ウェルター級暫定王座決定戦
ジャロン・エニス(米国)VSカレン・チュカジャン(ウクライナ)
待たされる男、エニスが暫定王座決定戦へ。
相手のチュカジャンはウクライナ選手。
時節柄ブーイングに違和を感じる。
チュカジャンは、ぱっと見ベテルビエフに雰囲気もフレームも似ているが、スタイルは対極。
エニスのコンビから逃れるために徹底的に足。
ただ目と防御勘がよく、エニスに対しカウンターを放つなど抜け目ない。
後半エニスのボディー攻めに足が止まりかけたが、最後まで動き続け最終ゴングを聞いた。
採点は120-108X3名(自分は4Rのみチュカジャンのカウンターへポイント) とパーフェクトだったが、エニス能力からすると物足りない試合。
前半はチュカジャンの動き終わりに前の手を使い、後半重心下げ攻め入ったが、勘がよく動きまくる相手を捕まえることは出来なかった。
エニスはスペンスよりも攻撃力があり、クロフォードよりも総合力があるかというと現時点では・・・。
ただ対戦となればエニスが勝ち切る可能性も感じるが、早期対戦はないのかな?
WBA世界ライト級タイトルマッチ
ジャーボンテイ・デービス(米国)VSエクトール・ルイス・ガルシア
1R、サウスポー同士。
デービスはブロッキングに適しているウイニング製グローブを高く掲げ、相手力量をリサーチ。
10-9デービス
2R、両者足を止め見合う。
右の差し合いはスピードと体の動きで上回るデービスが上回る。
10-9デービス
3R、ガルシアも低いガードからの右が機能。
すると左ストレートのタイミングも良くなる。
10-9ガルシア
4R、デービスはもう少しラフに行けねば・・・。
相変わらずブロッキングスタイルだったが、1分過ぎから パンチ交錯の展開に。
これでデービスペースに。
左も当たりKOの芽が急浮上。
10-9デービス
5R、デービスはようやく身体を柔らかく使い肉薄。
対しガルシアは身体が硬く相手の動きに対応出来ずに追い詰められて行く。
10-9デービス
6R、デービスプレッシャーかけ、クロスレンジで身体を振りパンチかわす。
ガルシアもパンチ返すが、削られる展開に。
10-9デービス
7R、ガルシアのパンチを完全に見切ったデービス。
角度付きのパンチと早い左ストレートのコンビ。
10-9デービス
8R、ブロッキングで近づき強気にパンチ交換するデービス。
途中リングサイドでの喧嘩騒動(深夜1時過ぎにやめて欲しい・・・)
何と一度インターバルが入る。
再開後デービスは仕留めにかかる。
強い左がよく入りガルシアを追い込む。
左フックを頭部に食らい、大きく腰を落とすガルシア。
このパンチで「目の焦点に異常」を喫したガルシアは9Rゴングに応じる ことが出来ずにデービスのTKO勝ち(9R0:13TKO)
デービスがライアン・ガルシアとの大一番の前哨戦をクリア。
今回のエクトール・ガルシアも堅実な技術で対抗しかけたが、デービスが自由闊達度を高めると飲み込まれた。
安全第一だが少々残念な幕切れだった。
デービスは拳に不安でも有ったのか?大一番前に怪我が出来ないということでウイニング装着。
このグローブを上手く攻防に使った。
これで28勝(26KO)
世界戦12勝(11KO)
RING誌はいつ迄このデービスを無視(PFPへ選出せず)し続けるのだろう。
