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JBC-SF中川健太VS梶颯

拙戦も予想されたが、王者中川の完勝だった。

 

開始からサウスポー王者中川は自身左の品種とタイミングを悟らせない。

 

左のバリエーションが豊富で、一本調子の梶は王者の左に全く判別が付かずに食らい続ける。

 

中川は改造サウスポーとあって、強い右も隠れた武器。

 

コンバーテッドサウスポー特有の「ぎこちなさ」から繰り出すパンチも奇を突くタイミングとなり飛んでくるだけに相手は堪らない。

 

防御技術にも長け、5Rまではフルマークの完璧な試合運び。

 

残り5Rを2-3で落としても勝てるという楽な展開。

 

終盤、梶も強引に出て行ったが、時既に遅し。

 

37歳中川の見事な判定防衛だった。

 

中川を観て思い出したのは、メキシコの名王者ダニエル・サラゴサ。

 

日本人キラーとしても知られるサウスポーの技巧派。

 

派手な火力は無いが、堅実な防御とサプライズなタイミングで飛ばす左は世界の強豪たちを悩ませた。

 

世界ランク入りも期待したい中川だが、世界挑戦はなかなか難しい状況だ。

 

実現の可能性はほぼ無いが、技巧派王者井岡と対戦したら?

 

残念ながら中川の技巧は、王者の立場で更に凄味を増すスタイル。

 

井岡へのチャレンジでは、中途半端なファイタースタイルになってしまうと思われる。

 

それだけ井岡の技巧レベルが高いという事だ。

 

何だか中川を上げて下げる内容となってしまったが、梶戦は本当に素晴らしい内容だった。