現在アマ最高峰の選手である東京五輪金メダルスト・アンディ・クルス。
このキューバの至宝クルスが、亡命を試みたが失敗したとの事。
キューバ東部で拘束されたクルスは、事実上アマ選手生命(海外大会不可)は絶たれることが予想される。
伏線はあった。
60年振りに「国外に限りプロ活動を解禁」
5月にメキシコで6選手が「プロデビュー」を果たしたが、クルスはこの興行に参加せず。
恐らく水面下で米国プロモーターから好条件オファーが届いていたと思われる。
なくても米国に亡命すれば、引く手あまたの売り手市場。
ただこんなわかりやすい行動をとっては当局にマークされる。
案の定、7月に試みた亡命は失敗。
軟禁まではいかないだろうが、当局の目は厳しくなり国際試合への参加は制限されるだろう。
ただ母国の先輩リゴンドウやララなどは「2回目のトライ」で亡命成功し、米国でプロ活動し、世界王座に就いた。
ネクスト・ロマチェンコとまで囁かれるクルスの技巧。
厳しい監視下で亡命は年単位(リゴンドウとララは1年半後亡命に成功)で遅れるだろうが、プロ入りは既定路線。
あの華麗な技巧は、世界中のボクシングファンを虜にすることは間違いない。
推移を見守りたい。