不世出の世界王者ロッキー・マルシアノ
自分も大好きな選手。
拳闘を見始めのころよりも、永く観戦歴を重ねた今の方がロッキー・マルシアノの強さを理解することが出来ている。
その偉大なるマルシアノから学生時代に
「君は強い。プロになれば良い」と声をかけられた日本人ボクサーがいる。
その男は見事世界王者にまで上り詰めた。
イメージ的には藤猛辺りの時代を想像するが、答えを聞くと腑に落ちる。
今年復帰50周年を迎えた沖縄出身の上原康恒。
格闘技好きの父親の影響というか半ば強制で幼少のころからボクシングをしていた上原。
当時米国に統治されていた沖縄。
上原兄弟(弟フリッパー上原)は、基地のパスを手に入れ、普天間、嘉手納基地のリングに上がり、ボクサー崩れの米兵らを相手に戦ったが
「30回ほどリングに上がり、全勝」
これが基地への慰問に来ていたマルシアノの目に留まり、冒頭の声かけにつながったということ。
当時上原は何と中学生!
ということは46歳で早世したマルシアノが42歳ころの事か・・・(無敗の世界王者のまま32歳で引退)。
元祖沖縄ボクサーの上原兄弟。
その二人のエピソードは強烈だ。
先日産経新聞に連載されていた「拳闘の島」からザッピング的に上原兄弟&沖縄ボクサーのエピソードを記してみます!
~続く