米国ニューヨーク州ブルックリン・バークレイズセンターにて行われた

WBA世界ライト級タイトルマッチ

 

ジャーボンテイ・デービスVSロランド・ロメロ

 

1R、開始からロメロの動きが硬い。

 

左を突くがデービスは早くも見切っている。

 

デービスはまず左下。そして上。

ワンツーの左を下へ。そしてリターンで左。

 

デービス余裕の立ち上がりだが、終盤ロメロの右が入る。ジャッジ割れるかな?

 

10-9デービス

 

2R、サークリングでロメロの打ち気をそらすデービス。

 

右へ廻られると生命線の右が当たらないロメロ。

 

ただ強引にプレス仕掛けるロメロ。最後左を食らいのけ反ったが、ロメロのプレッシャーへポイント。

 

10-9ロメロ

 

3R、デービスは足を使いロメロの射程外へ。

ロメロフェイントを入れた左フックでデービスの行く手を遮る。

更に右から左。

デービスも左中心に反撃。後半はペースを取り戻すが、ロメロのラウンド。

 

10-9ロメロ

 

4R、デービス相手を良く見て左。

ここまで見られるとロメロのパンチは当たらない。

 

10-9デービス

 

5R、ロメロの左をデービスはグローブでキャッチ。

相手パンチかわして左というシンプルスタイル。

左でロメロをのけ反らせる。

試合途中声を出すデービス。

拳を傷めたのかと思われたが、その後も左は出ている。

 

10-9デービス

 

6R、スピード差が有るデービス相手なので、ロメロは相手パンチの打ち終わりに狙いを定める。

 

ロープを背にしたデービスへロメロは右二発で攻め入ったが、躱され左フックをモロにカウンターで食らう。

ロープへ全身ダイブしダウンをするロメロ。

 

立ち上がったが、足元が定まらずに主審(デビッド・フィールズ)は試合を止めた(6R2:39TKO)

結果予想通りのデービスKO防衛(3度目)。

 

試合前のトラッシュで盛り上げたが、ロメロの役割は試合前に終了していた。

 

余りにも硬く事前情報が伝わるロメロのスタイルでは、デービスのカウンターが炸裂するのは必然だった。

 

タフでフィジカルのあるロメロだが、あのタイミングでパンチを食らえば、倒れるわ。

 

さてこの試合を最後にメイウェザーの元を離れるデービス。

 

果たして吉と出るか凶と出るか?

 

 

デービス:27勝(25KO)

ロメロ:14勝(12KO)1敗