いつかはこんな日が来ることを覚悟していたが、自分が想定していた時期よりも早く悲しい報が飛び込んできた。
日本最古のボクシング専門誌であり、自分も40年以上欠かさず読んでいた「ボクシングマガジン」が今夏休刊へ。
ネット全盛、紙媒体の衰退と簡単に片付けることが出来ない悲しいニュース。
とどのつまり競技人口の減少(少子化)で発行部数、広告収入減少とのこと。
壮大な理念を持つベースボールマガジン社が休刊を決意するとは、台所事情は相当なものだと推察される。
青春時代穴のあくほど読み、何度も読み返していたボクシングマガジン。
最初はボクシング好きの友人と「立ち読み」で、ヒーロー・アリの写真を眺めていた。
その友人のボクマガデビューはアリがスピンクスに敗れた時。
友人とすべてのページを憧れの眼で読み漁った。
巻末のランキングをみて各クラスの世界王者の名前を覚え合った。
裕福な友人と違い?自分のボクマガデビューは中学卒業直前、初めて買ったボクマガを手に友人宅へ。
「ゴメスまたKO勝ちだ」
それから40年以上・・・。
その間、思い出に残る増刊号の数々。
憧れのアルゲリョには、ボクマガ表紙にサインを頂いた。
学生時代、拙文が掲載されたことも有った。
休刊を前提に記すのは辛いが、コロナ下試合数減少時のボクマガ充実ぶりは凄かった。
毎号工夫を凝らした企画で、読者を飽きさせなかった。
また試合全ページカラー化は各選手の励みになったと思う。
この間のボクマガは貴重なレコードブックブックでもあった。正にこれが紙媒体の矜恃。
今後を憂えるのはネット報道だけでは、この各選手の試合記録が消え去ってしまうこと。
これは仮に電子ブックとして復活したとしても同様だ。
国内マッチの各ラウンド採点など後世に引き継げないわ。
何とか1年に数冊でも良いので、増刊の形で1年間の試合記録や「世界ボクシングパーフェクトガイド」は残してほしい。
また他格闘技と合同でも良いので、延命を模索して欲しい。
一方国内唯一のボクシング専門誌となる「ボクシング・ビート」
前身の「ボクシングワールド」らも二度休刊の憂き目にあったが、斬新な記事で健在。
何とかボクマガだけだった読者や広告を取り込んで、生き抜いて欲しい。
国内に専門誌不在で、競技人口が増えるわけがない。何だかんだジム広告や用具広告の影響は少なくない。
ありがとう「ボクシングマガジン」頑張れ「ボクシング・ビート」
