4月9日の規格外興行。
セミとセミセミの試合を簡潔に。
WBO-AP&OPBFーL
吉野修一郎VS伊藤雅雪
予想は不利だが、この試合に期するものがある伊藤は見事な立ち上がりを見せた。
積極的に繰り出す右ストレートにはキレが有り、カウンターのタイミングも掴んでいた。
且つそのパンチをリターンでも放ち、タフな吉野をたじろがせた。
4Rまではお互い2ラウンドずつ抑え互角。
伊藤は気持ちを入れパンチを放つ。
世界戴冠戦で見せた3発目、4発目迄パンチをつなぐシーンも。
ただ徐々に吉野のフィジカルとパワーに飲み込まれていく。
クロスレンジで吉野のフックが飛んできて伊藤は疲弊(ボディが効いた)するが、最後まで反撃の意思を失わない。
試合は11R偶然のバッティングで伊藤が試合続行不可能。
負傷判定(3-0)で吉野が制した(11R2:06負傷判定)
採点は3~5Pと大差がついていたが、伊藤も戦術次第では勝てた試合。
それ程伊藤の右はタイミングを掴んでいた。
これで吉野は世界挑戦切符を掴んだが、恐らく海外での挑戦となる。
世界レベルでは決め手が無いか・・・。
喜ばしいのは、Amazonプライム、DAZN効果(DAZNでは未放映?)で両選手に破格の報酬が支払われる事。
推定だが吉野には1000万以上?是非発表して欲しいものだが、吉野は怒られた前科が有るからな。
セミ
WBO-F中谷潤人VS山内涼太
戦前から「ミスマッチ」の声すら聞かれた試合。
山内には酷だが予想通りのワンサイドマッチとなってしまった。
1R開始。170cm長身サウスポー中谷の懐が実に深い。
山内にとり絶望的に遠いレンジから中谷の左が届く。
また中谷の前の手(右)も自在に飛んでくる。
フック、アッパーと実に器用に繋げてくる。
山内は何も出来ずにラウンドを過ごすだけ、途中何度か試合を止めた方が・・・というシーンが有ったが、ようやく8R
主審が試合を止めた(8R2:20TKO)
この試合は80年代日本人キラーのサパタが数多の日本人挑戦者をきりきり舞いさせた再現。
規格外のフレームを有する中谷はこの試合を最後に転級すると思われる。
見た目以上にパワーも有り、脚も使える中谷はスーパーフライでも充分通用する。
是非タレント揃いのスーパーフライへ殴り込んで欲しい。
絶好のお披露目試合となった。
中谷潤人。末恐ろしいスペックの持ち主だ。
帝拳と井岡は交わらないのかもしれないが、実に観てみたい高レベルのカードだ。





