未だ興奮冷めやまぬ村田VSゴロフキン

 

現地で感じたことを散文。

 

会場到着。今回は入場が実にスムーズ(8列体制)

 

検温、チケット裏面チェックが義務付けられている為、通常並列では会場→開始1時間ではこなせない。

 

豪華なパンフを貰い、グッズ売り場の列に並ぶ、Tシャツにタオル。勢いでGGGキャップも購入(計1万円)。

 

この売り場への列は最長で700名余りが並んだという。(TシャツLは400枚X2種類用意し完売)

 

これでは吉野修一郎VS伊藤雅雪に間に合わない人もいたと思う。

 

その吉野VS伊藤、セミの中谷VS山内の試合もそれぞれ良かったが、後日。

 

村田入場で巻き起こった拍手は平時の声援よりもある意味感動的で会場が一体感に包まれる。

 

そしてGGG登場。

 

「Seven Nation Army」の重低音と共にGGGがリングイン。

 

夢ではなく現実なのかと思わず笑ってしまう。

 

そして1~3R村田の勇敢なプレス。3R終了時には本当に涙ぐんでしまった。

 

あの強いゴロフキンが村田にプレスを仕掛けられ、後退するという信じられない光景。

 

その後はやはりゴロフキンの技巧、キャリア。そして40歳とは思えないフィジカルを前に希望の光は潰えていったが、もうダメだと感じさせながらも村田は諦めずに蘇り、反攻に転じる。

 

間違いなくGGGを最も苦しめた選手の一人に入る。

 

技術的にはもう少し身体を振れば・・・の論も有ろうが、GGGのパンチにはガードを掲げ、よくパンチを見て耐える事が村田のテーマだったと思う。

 

観戦している我々が痛くなる硬質ジャブとロシアンフックをつるべ打ちされながら耐える村田。

 

日本拳闘史上最高クラスのタフネス&フィジカルだ。

 

戦前もみ合いの展開に持ち込みたいと自分は思った。そのシチュエーションは少なかったが、村田はレスリングトレも敢行していたらしい。

 

主審に注意されていたが、上からGGGを潰すシーンも有った。またロシアンフックにダッキングを用意していた。

 

前半村田のボディー攻撃に苦しみ、相手の強固ガード&プレスに後退したGGGだが、4R頃から動いて自身パンチ角度を変え、村田ガードを割りはじめペースを掴んだ。強いだけではなく狡猾だ。

 

常に攻め続ける事がテーマの村田だが、途中左と動きでスタミナ回復の時間も作りたかった。

 

あの展開になると行くしかないのだろうし、実際好機も掴んだが・・・。

 

リカバリー時間の創生。そこの部分は現状の自身スペック(スタミナ残量)と対話していたGGGの方が長けていた。

結果GGGのフィジカルと技巧の前に凱歌が上がったが、試合後民族の誇りでもある衣装(ガウン)を村田に渡し、最大限の敬意を称したゴロフキン。更に控室に何とWBAベルトを直接返却しに行った。

 

もうこの所作が全てだ。

 

間違いなく世界のボクシングファンへこの試合の素晴らしさは伝わった。

 

我国ではこれ程の試合を観ながらもGGGの年齢云々をのたまう輩がいるが、実に可哀そうな人種。昨日のゴロフキンに勝てるミドル級がいたら連れてきて欲しい。

 

本来なら村田の商品価値高騰で、ネクストワンを期待する声も有ろうが、自分はこの試合を最後にグローブを吊るすと思うし、そうあって欲しい。

間違いなく100年後も語り継がれる名勝負。

 

鉄の拳を持つもの同士の凄まじい殴り合い。

 

そして素晴らしい奇跡の興行だった。