先日NHK BSにて放映された

NHK特集「エディ最後の挑戦~老トレーナーと19歳のチャンピオン」

 

正に当時のON AIR以来の視聴だが、鮮明に覚えていた。

 

これは後程述べる理由だからだと思う。

6人の世界王者を育てたエディ・タウンゼント。

 

最後の教え子井岡世界初防衛戦の会場に姿を現したが、ゴング前に病院へ搬送された。

 

試合は苦戦の井岡が最終ラウンド劇的なTKO勝ち。

 

意識混濁の中、家族から井岡勝利を聞いたエディはVサインをしたという。

 

また病院に駆け付けた井岡、赤井、津田会長らとも意思疎通に応じたエディ。

 

病院長は「信じられない。これは奇跡です」

 

井岡激勝の4時間後にエディは73歳の生涯を終えた。

 

世界王者になった6人や田辺、内藤、村田、赤井らは皆エディへの感謝を忘れない。

 

異口同音に言うのは「エディの愛情を持った指導」

 

ボクサーとトレーナーとの関係性においてこれは稀有な例だ。

 

これは「ボクサーに愛情を持ち、長所を伸ばす」エディ流の指導も有るが、母国言語が異なる外国人の放つ日本語だと素直に聞き入れてしまうという側面も有ると思う。

 

特に試合中のアドバイスが簡潔になり、ボクサーも指示通りに動けるのだろう。

「エビちゃん、東京まで走って逃げて!」

 

「イシマツこれ喧嘩よ!」

 

斯く言う自分も34年ぶりにこの番組を観たが、鮮明にエディの言葉を覚えていた。

 

昨今の字幕全盛なぞ※※食らえ!

 

信頼できるトレーナーはボクサーの何よりの武器だ。

 

井岡世界戦唯一のKO勝ちであった初防衛戦は、正にエディへの想いが力となったのは間違いないというかそれが全てだった。

 

良い番組を再度放映してくれたNHKに感謝したい。