ウズベキスタン・タシケントで行われた「アジア選手権U-22」で入江聖奈がフェザー級を制した。

 

ただ事実上の決勝戦で有った初戦(準決勝)は大苦戦。薄氷の金メダル獲得だった。

 

準決勝:対トルディベコバ(ウズベキスタン)

 

入江は入場時いつものルーティン。

 

蛙ジャンプ、背中に2回の喝を入れる。

 

ウズベキスタンらしい派手な演出の会場。

 

ローレンス・フィシュバーン激似のリングアナのテンションも高い。

 

1R、入江は生命線の左とステップ。

良いワンツーをヒット後も左。

リターンジャブも良いが、トルディベコバはフィジカル活かし、しつこく右フックで迫って来る。

 

10-9入江(5-0)

 

2R、入江序盤に良いワンツーをヒットするが、相手に合わせてラフパンチの交換。

これは得策ではない。

また動き後の体勢を整える前に相手に肉薄されバランス崩すシーンが多い。

何とか中盤に右ストレートを当てた入江のラウンドだが、割れていると思われる。

 

10-9入江(3-2)

 

3R、入江は嫌な流れを変えるべく左多用。

左の差し合いは入江だが、トルディベコバ肉薄。

もみ合いではフィジカルに優れたトルディバコバ。

応戦する入江がラフでバランスを崩すシーンが多く、雑な動きでボロボロ。

試合終了後もいかにも疲れたという素振りの入江。

 

10-9トリディベコバ(3-2)

 

入江が4-1で幸勝。

相手の地元だけに判定が逆に出る可能性も有った内容だったが、金メダリストの威光勝ちか・・・。

 

ただ決勝では完勝で手堅く金メダル獲得し、女子最優秀選手賞のおまけ付き。

日本代表男女通じ唯一の金メダル。

 

現在男女アマ通じて一番ジャッジへの訴求力が有るのが入江かも知れない。

 

今年9月のアジア大会でも大いに期待したい!