12月14日に行われた井上尚弥防衛戦(対アラン・ディパエン)

 

嬉しいことにWOWOWで放映。

 

試合から1週間たったところで観た。

 

果たして会場で観た時との相違や画面越しでの再発見は?

 

井上の上半身が更にでかくなっている。そろそろバンタム級も・・・。

 

1R、井上序盤はガード掲げ、相手の力量センシングに終始。

2分過ぎから左ジャブを上下へ。スピードも有り、プレッシャーも効いている。

当たり前だが左を差し勝ったのは井上。

 

10-9井上

 

2R、井上もこの回はリラックスしてリズミカル。

ただ序盤はガード越しにディパエンのフックを受け、相手パワーを調査。

井上は強引には行かずに距離、ポジショニングにも留意、細かいステップを刻んでいる。

そのポジショニングを活かし、左フックリターンを決める。

井上の強いジャブにバックギヤを踏み続けるディパエン。

 

10-9井上

 

3R、井上ステップと左ジャブ。幼少のころから反復してきたベーシックな所作だけあり、実にスムーズ。

井上はボディーへジャブ集め、良い右も顔面を捉えるが、ディパエンがバックギヤ踏み続けるため、ややパワー伝達が甘いのかも?

ストレート主体攻撃に右フック放つ井上。

ディパエン強気に右フック放ったが、井上のジャブ食らうとまたもディフェンシブ。

 

10-9井上

 

4R、序盤L字ガードで対峙する井上へディパエンが強気の攻撃。

怒りの井上は左アッパー3連打から左フック(新井田豊オマージュらしい)

井上上下へのパンチ。特に左レバーは強烈だが、ディパエンはタフ。まるでゾンビ。

井上もあえてロープにつまり、また軽いジャブで攻めさせる機会を醸し出したが、ディパエンは乗ってこない。

後半井上は軽めのパンチ。左中心で軽快な動き。調子も良いのだが。

 

10-9井上

 

5R、井上ボディー以外は軽めのパンチ。

ただそのボディーを食らっても打ち返すディパエン。

ならば井上も顔面へ強めのパンチ。

角度の付いたパンチも再三とらえるのだが・・・。

終盤井上はまたも左三連発など、強めのパンチでディパエンを削り続けるが、倒れない・・・。

 

10-9井上

 

6R、井上はスタートから攻めていく。

良いボディーが入る。さすがにディパエンも足を使い逃れる。

結局この回もダウンシーンならず。

 

10-9井上

 

7R、井上スタートから上下へ攻め入る。ディパエン何と打ち返すが、声出し注意で一呼吸。

井上の右フックでディパエンがやや足に来るが、結局耐えきる。

終盤、井上はサウスポースタイルも魅せる。ディパエンも相当ダメージ蓄積している。

 

10-9井上

 

8R、井上は一方的だが、まだポジショニングにも十分ケア。

またフェイントも駆使してディパエンをロープからロープへ追い続ける。

井上の連打から逃れるディパエンへ左ストレート追い打ちで、遂にダウンを奪う。

 

再開後左フックをリターンで決めると主審が即座にストップ(8R2:34TKO)

やはり画面で見てもというか、画面で見ると更にディパエンのタフネスに驚いた。

 

本当に試合後のダメージが心配になる程の頑張りだった。

 

会場では最後もう少し井上の攻撃を見極めてからでも・・・とも感じたが、ストップは妥当。見事なタイミングだった。

 

個人的には様々な井上の技術が再確認できたので、この試合映像はまた観たくなる作品だ。

 

画面で見る限り、井上の拳も平気そうだ。

 

ただ身体を見るように井上のフレームはバンタムでは最終段階へ入っていると思う。

 

来年4月?ドネアとの統一戦?その後の工程も急いで欲しいものだ。

 

ドネアも決して侮れないが、今度は初戦よりはっきりとした形での決着が付くような気がする。