AIBA世界選手権 男子ライト級1回戦

 

ラサロ・アルバレス(キューバ)VS堤駿斗

 

1R サウスポーアルバレスがリラックススタイルでスタート。パンチも伸び動きも早い。

 

相手顔面をとらえるのは至難の業、と堤はボディー狙い。右リターンも放つ。

 

ただアルバレスは緩急をつけた動きから、タイミングよくパンチを入れてくる。

 

残り1分くらい~堤も踏み込んでパンチ。近い距離では堤も互角に対峙。

 

アルバレスは仕上げに印象付けの連打を放ってくる。

 

堤気持ちを前面に出し肉薄も、ヒットは少ない。

 

10-9アルバレス(3-2アルバレス)

 

2R、開始直後アルバレスのパンチの後に、堤は鋭いワンツーと1Rに引き続き効果的な右ボディー。

 

堤の攻撃を目でかわすアルバレスがワンツーを食らいのけぞる。

 

堤の右ショートが尽くとらえるという信じられない光景が続く。

 

そして右カウンター。アルバレス変則ステップで前へ出るが、堤の圧倒的ラウンド。凄い・・・。

 

10-9堤(5-0堤)

 

3R、動きの良い堤は余裕すら感じさせる。ロングからの右。そして左右ボディー。

 

アルバレスのパンチをブロックしてリターン。

 

カウンターも再三とらえ、右でアルバレスのアゴが上がる!

 

目の前の光景が信じられない。

 

挙句左フックまで当てる・・・。

 

アゴを打ち抜かれたアルバレスは、少し効いていたと思う。

 

ラスト30はアルバレスも意地で手を出し続けたが、堤も一歩も引かないままゴング。

 

堤10-9(5-0堤)

堤が世界選手権3度制覇、五輪メダル獲得回数3度を誇るキューバの至宝ラサロ・アルバレスに文字通りの完勝(5-0!)。

 

PC画面越しだったが、2Rには「凄い!」と声が出て、3Rには感涙状態。

 

自らのスタイルをかなぐり捨てて出てきたアルバレスに堤の鋭い右カウンターが何度もとらえるという信じられないシーンの連続。

 

この勝利は日本アマ史上に残る快挙。

 

初戦で今大会最高試合候補の熱戦が登場した。

 

堤はこれで大きくメダル獲得に前進。

 

各ジャッジにキングは堤であることを印象付け、次戦以降は優位に戦えると思う。

 

堤駿斗の初動の少ないフォームからのパンチ。見た目以上に相手は早く感じるのだろう。

 

高いボクシングIQの持ち主だ。相手が強ければ強いほど自身の良さが出るのが堤の恐ろしいところ。

 

また最近のフィジカル向上は逞しい試合運びに現れている。

 

他の日本人選手にも勢いが付く堤駿斗の感動的な勝利。

 

ドエライものを見てしまった。