東京五輪ボクシング女子メダリストがふたり誕生し、開闢以来初めて且つ最大の脚光を浴びている女子ボクシング。

 

アマ同様にプロの世界でも報われていない日本女子プロボクシング。

 

以前から記してきたが、女子プロボクシング人気の起爆剤は、五輪メダリストのプロ転向しかない。

 

但し自分はこの二人に「是非プロ入りを」との意見を記すことは、憚られる。

 

折角誕生したアマボクシング界のスター二人。

 

入江聖奈などは、今大会誕生した数多の金メダリストの中でも、トップ級のキャラ。

 

入場でのあの笑顔。リングに上がる前の「儀式」

 

勝者コールを受けた時のリアクション。

万人に刺さった!?「カエル好き」エピソードは、バラエティ番組でも充分座持ちする。

 

鳥取県初の金メダリスト。

 

天真爛漫の天然キャラで入江聖奈の名は急速に広まっていくだろう。

 

並木月海も同様に「神童」とのエピソードと小柄ながらスピーディーなファイトスタイル。

マスク含めた雰囲気もある。彼女もまごうことなきヒロインだ。

 

現在、プロ女子世界王者の不遇ぶりは記す事も憚られるほど。

 

複数階級制覇した世界王者の海外防衛戦の報酬が1万ドル程度。

 

これは我々支持者、プロモーター、業界全ての責任だ。

 

シチュエーシヨンが整備されていないまま、二人のヒロインをプロにとは言えない。

 

確かに今入江がプロ入りすれば、相応の契約金、スポンサーも付き、デビュー戦がゴールデンタイムに流されても不思議ではない。

 

当然世界挑戦迄は無敗ロードを突き進むだろう。

 

ただ自分はこの二人のメダリストは今しばらくアマの為に選手生活を続けるべきと考える。

 

前体制下で不遇に追いやられていたアマ女子ボクシング。

 

認可されたのは欧米各国より遅れた2002年。

 

近年になりようやく男子選手と切り離した女子選手の合宿が始まった。

 

その前は原資配分も男子中心。

 

今回の二人のお陰でアマ女子界は劇的に変わるだろう。

 

課題である競技人口の増加。

※現状約500名の登録。

 

今回のスケボーメダリストの例を見るようにベビーボクシング人口増加がレベルアップに必要不可欠。

 

明るい入江を広告塔とし、アマボクシングが飛躍するチャンスだ。

 

JOCから金メダル報奨金500万円が入江へ贈られる。

 

決して多くはないが、今回の栄誉でバックアップ体制は激変する。

 

アマボクシング界への「助成金、補助金」も増額されることだろう。

 

やはり投資すれば必ず結果は出る。

 

プロの世界でも今回のアマ偉業で、女子ボクシングへ注目が集まる。

 

この波に乗り、いつの日かスターを迎え入れられる状況を作り上げて欲しい。

 

聡明な二人がその選択をすることは無いだろうが、総合格闘技界に取られるような事が有ってはいけない。