東京五輪ボクシング

 

【女子フライ級】

台湾:ファン・シャオウイン

規格外のフレームをもつシャオウィン。

正に「タワーリングインフェルノ」

相手のニナ・ラドバノビッチ(セルビア)の攻撃は分断され続ける。

シャオウィンは、パワーもスピードもないが、このフレームを利した動きを貫徹できるのが強み。

次戦のトルコ選手も持ち味は、ロングレンジでの戦い。

自身のスタイルをかなぐり捨てるしかないが、厳しいだろう。

並木月海なら充分飛び込めると思うけど。

※並木の次戦はブルガリアのクラスティバに!

サウスポーの技巧派だけどチャン・ユアンに勝つとは驚きだ。

 

【男子フェザー】

アメリカ:デューク・ラーガン

米国ラーガンとカート・アンソニー・ウォーカー(アイルランド)はレベルの高い戦いだった。

1Rはラーガンが抑えたが、2R左目を切ったウォーカーが手負いの猪状態に変貌。

一気に強気の攻めで右を当て始める。

最終ラウンドも互角以上に対峙したが、わずかに届かず。

3-2でラーガンの手が上がった。

ラーガンは巧いけど迫力もフィジカルも感じないな。

組み合わせに恵まれてメダルの色はUPするだろうけど。

 

【男子ミドル級】

ウクライナ:オレクサンドル・キズニアク

森脇を破ったキズニアクと長身サウスポー、エウリセデニョ・マルチネス(ドミニカ)との一戦は、文字通り火の出るような打ち合いで開始。

マルチネスはサウスポーの利点をかなぐり捨てて一歩も引かないどころか、自ら打ち合いをしかけ、キズニアクのアゴを跳ね上げるシーンも演出。

2R、序盤はマルチネスの角度のあるパンチが再三ヒットするが、キズニアクは下がらずに左右フックを繰り出し続ける。

中盤~キズニアクのプレスが功を奏するが、マルチネスも諦めない。

3R、スタートから攻めるキズニアクに、ローブローが入ってしまい中断。

このラウンドはさすがに疲れが見られるマルチネスを攻め続けたキズニアク。

試合を決めた(4-1)。

 

両者に拍手。

こんな表現意味ないけど、ラスベガスなら総立ちになる程の展開だった。

今大会の激闘NO.1だろう。

オレクサンドル・キズニアク。森脇が打ち合いしかいないと挑んだのも解る。

こんな選手下手に捌けないわ。

 

フィリピン:ユミル・マルシアル

比国のスーパースターマルシアルが恐るべき仕事を成し遂げた。

相手のアルマン・ダルチニアン(アルメニア)の前進に対し、スピードあるパンチを迎え撃つ。

サウスポースタイルを活かし、こまめにポジションを変えての素早いコンビ。

たまらずレフェリーがカウントを入れる。

再開後も、マルシアルは攻撃を緩めずにコンビを放つ。

左から返した右フックでダルチニアンは正に頭からダイブ。

五輪リングで滅多に見られない痛烈なシーン。

圧巻の1R RSC勝ちで銅メダル以上を確定!

 

初戦もダウンを奪い1R負傷判定勝ち。

 

比国中が夢中になるのが解る。

巧く強い選手。

 

もう今大会のミドル級は怪物揃い。

改めて村田諒太の偉大さを感じる。