東京五輪ボクシング
【男子スーパーヘビー級】
カザフスタン:カムシベク・クンカバエフ
サウスポーの技巧派クンカバエフがエジプトのモスタフア・ファエズに実に冷静な試合運びで完勝。
ファエズも強い右を狙い続けたが・・・。
【女子フライ級】
コロンビア:バレンシア・ビクトリア
ビクトリアがインドの強豪メアリー・コムとのサウスポー対決を制した。
ポイントはビクトリアの柔らかいボクシングを支持したが、僅差の判定。
見た人が感動するほど練習するというコムの試合後の態度も立派。
レベルも高い好試合だった。
日本:並木月海
並木がスピードある動きでブラジルのグラジーレ・ソーサに判定勝ち(5-0)
並木はスタートから動きが切れており、ソーサを圧倒。
2Rはやや消極的だったが、3Rを抑え無難に判定勝ち。
メダルがかかる次戦はコロンビアのビクトリア相手。何とかクリア出来るだろうが、難敵だ。
ブルガリア:ストイカ・クラスティバ
クラスティバが米国のバージニア・ヒュークスとのサウスポー対決を制した。
とにかくバランス差が歴然。クラスティバの完勝。
クラスティバの技巧レベルは高く好選手。
中国:チャン・ユアン
チャンは恐るべき選手。長身サウスポーだが、そのスタイルはまるでハメドというか、文字通り変幻自在。
柔らかい身体から繰り出すパンチは早く、強い。ステップも実に速い。
英国のチャーリー・デービソンは何も出来なかった。
チャンは次戦でブルガリアのクラスティバと対戦。
事実上の決勝戦だ。
好カードだが、チャンの強さは図抜けている。
金メダルはこのチャンで確定だな。
男子ミドル級
森脇唯人は残念ながら敗退。
国内では規格外フレームを有する森脇。まだ若いし次回パリ五輪に期待!